容姿・経歴・その他メモ

一人称:あーし,あたし
二人称:〇〇ちゃん、〇〇くん、〇〇さん


敬愛していた父もオカマだった。父は強くてカッコよくて綺麗だった。さながら戦場に咲く薔薇の様だと言われており、通り名は「Rose queen」になっていた。そんな父は「長い旅に出るから」と言い母と離婚し、緋色と母の元を去ろうとした。しかし、幼かった緋色には納得できなかった為、旅立つ前日まで旅立つ理由を何度も聞き行かないでほしいと懇願した。すると父から
「緋色も大きくなったらわかるよ...深く聞かない方がいいこと、深く知らなくてもいい事があるんだよ...だからママの事は頼んだよ。緋色は強い子だからできるよね？」と言いくるめられた。

緋色はこの父に憧れていた。父の様に強くてカッコよくて綺麗な人になろうと決心し、オネェになった。

母は父と共通の知り合いと再婚した。他人の子供の自分を自分の子供の様に育ててくれた事に感謝している。しかし、義父とはあまり遊ばずに一人で野生動物と遊んでいた。山の中や原っぱで追いかけっこや狩ごっこをよくやっていた。狩ごっこはあくまでも狩ごっこで傷つけたり殺したりは仲間に対して無害な動物に絶対にしない。


幼馴染の水城美香とは仲良しだった。ただそれだけの関係。ただ、お互いのことを凄く理解している事を除けば。ただそれも昔の話。美香が街を離れた3年間は、きっと何か彼女の理由があるんだろうな。と思い、少し心配だが心配しすぎるのも美香に失礼だと思い考えない様にしている。これが父の言っていた深く聞かない方がいい事、深く知らなくてもいい事だとも思っているから。

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