容姿・経歴・その他メモ

某国の山奥で"イエティの仔"と噂されていた野生児だったが、本樹々博士によって保護。
そのままアールラボ傘下の研究チーム「モトキギ・ラボ」に所属していた。
だが、所長の『本樹々 貴良』は三年前に失踪。同時期にモトキギ・ラボは謎のFHセルの襲撃を受け、壊滅。
数カ月後に研究チームは解体された。

烏々はこの襲撃犯を今でも追い続けている。
FHが大きく弱体化した今もなお、足取りをまったく掴めていないのだ。

UGNチルドレンである彼女は現在「カオス・ラボ」の所属となっている。
名目上は被検体であるが、所長の『混沌ヶ淵 乱』は烏々を自由にさせている。
旧モトキギ・ラボの副所長であった彼女には、何か思うところがあるようだ。

"鬼火祭"肉斬無明とは、FH根絶という目的が共通しているため、何度か事件を介して交流がある。

オーヴァードが広く認知されたこの世界では、オカルトの存在は急速に薄れている。
何せ、世界規模で"種明かし"が行われたのだ。
「もしかしたら……」という空想に、答えが生まれてしまった。

しかし、かつて彼女は自分をUMAであると考えていた。
常識が置換された後も、その想いは消えなかった。

ラボが消失した今、彼女が自分のルーツを知ることはもうないだろう。
だが、空想と現実の「あいまいな境界」が誰かを救うことはある、そのことを彼女は知っている。
表の顔としてオカルト記事のフリーライターを選んだのは、きっとその為なのだろう。

「Woo。しょっぱい自作自演やバズり目的のイタズラは潰すぞ。」

「傍らの影法師」で作られた烏の「ミノリ」をペットにしている。
名前の由来はなんとなくの語感。彼女にミノリという名前の知人はいない。

彼女は楽しい思い出や気持ちを無意識のうちに分離させてしまい、ミノリに溜め込んでいる。
彼女にとって、ミノリは復讐や憎しみとは無縁の存在でいてほしいのだ。

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