20代の頃は防衛隊に所属し、優秀な射手として活躍する。この頃に｜日比谷四季《ひびやしき》と出会い、交際を経て結婚。彼女との間に捺暉も産まれ幸せな日々を過ごす。それからしばらくしてレネゲイドが観測されるようになると、射手としての腕を買われストレンジャーズにスカウトされる。超常の力と世界の真実を知り驚愕するも、愛する妻と娘を守るためならばと誘いを承諾、戦いに身を投じるようになる。
戦いと幸せの日々の中、事件が起こる。妻である四季がレネゲイド災害に巻き込まれて死亡する。捺暉を幼稚園に迎えに行く途中だったという。この事件を境に愛する人を奪ったジャームへの憎悪や、娘がレネゲイドへの脅威にさらされないようにと狂気的なまでにストレンジャーズへの任務にあたった。その間捺暉は両親や親戚、近所の住民が世話をしてくれたが、そのなかでも長月燈子とその子ども、明燈と明煌は甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。そのおかげか、捺暉はしっかりと育っていった。
捺暉が8歳のころ、これまでの付き合いもあり長月燈子と再婚。また、明燈と明煌同居するようになった。この頃からストレンジャーズを退き、フリーランスとして活動し生計を立てる。(家族には防衛隊の臨時教官と言ってある)

経歴※半ば自分の整合性用
25年前…防衛隊に所属。
20年前…四季と結婚、その翌年に娘、捺暉が生まれる。
17年前…ストレンジャーズにスカウトされる。
14年前…妻、四季がレネゲイド災害で死亡。
11年前…長月燈子と再婚。また、明燈と明煌同居するように。
2年前…燈子が病死。

娘、捺暉が8歳の頃、数日ぶりに星二が家に帰ると捺暉から「授業参観について」というプリントを渡される。任務がありその日はいけないことを伝えると、普段は聞き分けも良くしっかりした捺暉が泣き出し家を飛び出してしまう。咄嗟のことに追いかけられず、1時間もすれば帰ってくるだろうと待っているも帰ってこず、燈子に電話を掛ける。長月家にも行っていないこと、そして捺暉が先日授業参観で発表する「自分の家族について」の作文を書いていたこと、それを星二に聞いてもらいたいと一生懸命頑張っていたことを知る。
燈子、明燈と明煌にも手伝ってもらいながら捺暉を探していると河川敷沿いで彼女を見つける。そこは亡き妻、四季と星二、そして捺暉がピクニックをした思い出の場所だった。星二は最初、近くにいてあげられない自分がどんな言葉をかけていいか分からず、自分よりも燈子の方が捺暉も安心するだろうとこぼすも、燈子、明燈、明煌に叱咤激励をもらい捺暉と向き合う。
今は亡き四季のこと、自分が仕事に打ち込む理由、捺暉を大事に思っていること、またそれと同時に向き合うのが怖かったこと、思いの丈を娘に打ち明けた。捺暉も、母がいないことへの不安、本当はそばにいてほしいこと、長月家のみんながいるから幸せなこと、心の内を明かした。娘の気持ちを知り、星二はストレンジャーズの退役を決意する。大切な人を本当の意味で護るために。
この事件(？)の後ほどなくして長月燈子と再婚。家族の意味をもう一度教えてくれた皆と一緒に生きたい、そう思っての結婚だった。