容姿・経歴・その他メモ

人物像

　UGNの切り札だったもの。夥しい量の血を吸ったそれは紅く染まり錆びついており、もはや刃とは言えない。されど、それは敵を求める。ただ、斬ることのみが使命故。ただ、斬ること以外を知らぬ故。今日も刃は血を浴びる。刃が折れ、討ち果たされるその日まで。

一人称：俺
二人称：お前
性格：冷静沈着、冷徹、マイペース、自虐的
趣味：戦い、体を鍛えること

　戦いに明け暮れ、戦い以外を何もしてこなかった。その結果、肉体が衰えた現在自虐的になった。しかし、戦いが好きなのは変わっておらず今も戦闘に明け暮れている。もはや、戦場で死ぬために生きていると言っても過言ではないほどだ。しかし年を取った今、昔と変わらない無茶な戦い方をすることはできず、多少老練な戦い方をするようになった。実のところ、全盛期の半分程度の力しか出ておらず、体力の限界により攻撃も回数制限がついてしまった。今のところ、飯を食えるほどの戦闘力は保てているものの、確実に衰えてきている。

　彼は元々、荒木幸という人物のクローンである。また、対抗種によって常に内側から攻撃され続けている。そのため、他の人々と比べて圧倒的に寿命が短く、また老化も早い。トレーニングのおかげか今のところ肉体は動くものの、いつまでもつかはわからない。せめて死ぬ前に、もう一花咲かせたいと思っている。

　元々のコードネームは、「確定的な切り札」だったが肉体が思うように動けなくなったためコードネームを変えた。また、元々はUGNチルドレンだったものの、ジャームを殺すために自由に動きたかった。そのため、組織の垣根を越えてジャームを狩るために18歳で傭兵となった。18から今まで、UGNイリーガルとして活動しており老兵となった今もジャーム狩りとしてその腕を振るっている。

　傲岸不遜を人にしたような男。誰が相手でもへりくだったり、媚びたりすることはなく自身の意思を貫き通す。基本的には頑固でマイペースな男。体を鍛えるのが趣味であり、気に入った相手には家に常備しているスポドリを渡す習性がある。

来歴

　元々、FHに鹵獲され実験体にされた少女がいた。彼女は奇跡的に実験に成功しカウンターレネゲイドに適応した。その時に、姉のスペアとして生み出された。数々の非道な実験は幼かった自身の心を蝕んだ。心を守るため、業(カルマ)はオーヴァードに対する強い憎悪を持つようになった。その憎悪が対抗種となるための助けとなった。

　姉は対抗種としてレネゲイドウイルス自体は持っているが、今のところオーヴァードとしての力は持っておらず（クローンの方が発症しているため、何かの拍子に発動する可能性は高いが）、姉がFHなどに襲われないため盗聴器や小型カメラなどを通して、姉の周囲を監視している。業(カルマ)が年を取り、守ることが難しくなったため現在はUGNに匿ってもらっている。

　幼いころの経験もあり、オーヴァードを深く憎んでいた（自分含め）が、親友の渡辺拓希(わたなべひろき)や甲鉄太郎心など、戦友たちとの任務や経験から憎む対象がオーヴァードからジャームへと変化した。冷静沈着で冷徹な言動と雰囲気だが、心の中では熱い闘志と憎悪が滾っている。この熱はきっと、死ぬまで絶えることはない。

　前述の通りオーヴァードを深く憎んでいて、オーヴァードに対する対応は非常に高圧的かつ差別的。自分を含めてオーヴァードのことを非人と呼ぶなど、言動から憎悪と差別感情があふれ出している。行動もなかなか恐ろしく、敵のオーヴァードがあれば嬉々として殺しに行く。この行動と言動でジャーム化していないというのだから驚きだ。現在は、若かりし頃の過ちとしてそのような言動は避けている。オーヴァードを見つけると嬉々として戦いを求めるのは変わっていないが。

　面影島での事件解決後、ジャーム狩りとして世界各地を放浪する傭兵となった。突然現れ、化け物を殺して去っていく様から「神出鬼殺」や「ジャーム狩り」など様々なあだ名をつけられ世界各地で都市伝説になっている。殺したジャームは数知れず、人類を救い続けていると言っても過言ではない。現在の世界でジャームによる被害が抑えられている理由の一つは彼であり、彼が陰で人知れずジャームを狩り続けていることによって人知れず社会を守っている。しかし、最近は老齢のため体が動きにくくなっており、ジャーム狩りの戦果は以前より圧倒的に激減している。

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「貴様の体で地獄の門を作り、その血と腸で地獄への道を彩ってくれる！」

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