双子のチルドレン

胴体のところで融合した2つの身体と3本の脚を持つ結合双生児の双子。
髪の毛の短い方が姉のブラン、長い方が妹のノワール。いつも物理的に一緒だが、二人の仲はさほど良いとは言えないように見える。妹のノワールが姉のブランを引っ張っていることが多いが、重要な局面では妹を抑えて姉の方が冷静に対処する。
いつも特製のゴシックな服に身を包んでいる。

サラマンダーの能力を持ちブランが炎、ノワールが氷を操ることができる。二人のコンビネーションは確かなもので、息を合わせればなんだって出来るらしい。
能力を使用するとそれぞれの背中から炎と氷の羽根が展開する。それがコードネームの由来になっている。
サラマンダー以外ではノイマンの思考能力とウロボロスの模倣能力を持つ。それらの能力を駆使し、見方を守ることを得意としている。
また、彼女達は「愛情」を求めており、大切な人を守れば愛して貰えると信じている。

Blanc(ブラン)

髪が短い方(イラストの右の方)。こちらが姉。

性格:内気であまり自分の気持ちを言葉にしない無口。人見知りな所もあり、人が多い場所は苦手としている。ぼんやりしているように見えるが芯は強く、常に冷静に物事を見ている。
心配性な面があり、特に妹に対しては過保護で小言が多いのだがその度に突っぱねられているため内心結構傷ついている。
基本的には妹に強引に引っ張られて行動することが多いが、ここぞという時には彼女の方が主体になる。
特徴:一人称が「ボク」。性自認は女だが、その方が違和感がないらしくこの一人称を用いる。妹より声が低いのもあり話し方もどことなく男の子っぽさがある。口数は少なくお喋りも苦手。
趣味:読書。空想の世界に浸るのが好き。妹の趣味に付き合わされるのでゆっくり読める時間は少ない。
動物とおしゃべり。人と話すのは苦手だが動物とは話せる。
好きな物:甘いお菓子、野菜
嫌いな物:お肉

妹のことを愛していると同時に、普段の扱いの悪さに対して確かな憎悪が存在している。

Noir(ノワール)

髪の長い方(イラストの左の方)。こちらが妹。

性格:いつも自信たっぷりで生意気。怖いもの知らずな態度で誰に対してもワガママを振りかざしている。だがその実寂しがり屋で、普通に怖いものは怖い。
メンタルは弱く怒られるとすぐに泣き出してしまうこともある。指摘されると強がってつっけんどんになるが、甘えの裏返しである。
いつも姉を振り回しているが、何かあった時には無意識に姉を頼りにしている。
特徴:か弱い。一心同体である以上体格にそこまで差はないはずなのだが、姉と比べて力も弱ければ(共有していないところのみ)内蔵も弱い。気管支が弱かったり頭痛に悩まされたりする。
そういう所があって姉が過保護なのだが彼女はうざがっている。
趣味:イタズラ。よく人にイタズラを仕掛ける機会を伺っている。そして盛大にしかけて怒られる。
姉をいじること。姉に対しては扱いが雑で、つい酷い言葉を投げかけてしまうが、不器用な甘えである。
好きな物:甘いお菓子、お肉
嫌いな物:野菜

姉のことは本当は大好きだが、健常な姉への劣等感が強く厳しい態度をとりがちになっている。

拾われる前のこと

不気味な風貌から両親に捨てられ、孤児院で育つ。しかしその孤児院の環境がお世辞にも良いと言えるような場所ではなく、特に目に見えて異形な彼女たちは虐待やほかの子供たちからのいじめの対象になっていた。
5歳の時に孤児院の経営が思わしくなくなり、他の子供たちとともにとある研究所に売られた。
その研究所では身寄りのない子供達を使った実験が行われており、彼女たちもその実験によって覚醒した。研究所でも研究員立ちからの扱いは散々だった。

数年後、その研究所の研究資料を狙ったFHの襲撃が発生する。その際に偶然その作戦に参加していた春日恭二に拾われ、彼から訓練を受けるようになる。
初めて人間の優しさに触れ、愛情というものを知った彼女たちは、愛情を求めるようになる。そして能力を使いこなして仲間を守れるようになれば、きっと愛してもらえると思うようになった。

また、二人に名前を与え、世界のことを教えてくれた春日恭二に対しては父親のように思っている。

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