ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

狗飼 凱人 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

調教師、或いは危険物取扱者ハズマットハンドラー狗飼 凱人いぬかい ときと

プレイヤー:ゼロ・サイトウ

仕事だ。ブリーフィングを始める」

年齢
50歳
性別
星座
山羊座
身長
182cm
体重
68kg
血液型
O型
ワークス
UGN支部長C
カヴァー
Z市UGN孤児院院長
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ノイマン
モルフェウス
HP最大値
29
常備化ポイント
+20=26
財産ポイント
1
行動値
11
戦闘移動
16
全力移動
32

経験点

消費
+35
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 「知らぬ存ぜぬでは済まされん…親父の罪は、紛れもなく俺の罪でもあったのだ」
犯罪者の子
経験 「余計な干渉をするな…俺に深入りした者、俺が深入りしてしまった者は皆……もうそろそろ、学んでも良い筈だ」
心の壁
邂逅 「テレーズはあの歳でよくやっている。最終目的が同じである以上、可能な限り手は貸してやるつもりだ。」
同志
覚醒 侵蝕値 「俺のせいで…友人も、子供達も、皆逝ってしまった…許されるとは思っていない。ただ――全ての犠牲を。ただ一人の犠牲も、俺は無駄にする訳にはいかない。」
償い 18
衝動 侵蝕値 「俺の今の行いなど所詮…全てあの日への贖罪という名の、偽善と自己満足に過ぎない…そんなものに、何の意味も無いというのに。」
嫌悪 15
その他の修正2《ブラックマーケット》分+2追加
侵蝕率基本値35

能力値

肉体1 感覚2 精神7 社会2
シンドローム0+1 シンドローム0+2 シンドローム3+0 シンドローム1+1
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長 成長 成長3 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC1 交渉1
回避 知覚 意志3 調達1
運転: 芸術: 知識:レネゲイド2 情報:UGN2
知識:医療1 情報:噂話
情報:警察1
情報:学問2
情報:裏社会2
情報:軍事2
情報:ウェブ1
情報:ビジネス1
情報:メディア1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 指導者 尽力 不安 「お前達は任務に集中していれば良い。背景は此方で洗っておく。」
Dロイス 代行人 有為 恐怖 「彼女はまだ若過ぎる…ならばこんな老いぼれでも、使えば少しは仕事も楽になるだろう。」
ロイス 孤児院の子供達 庇護 悔悟 WH 「可能な限り、護ってやれれば良いのだが…」
ロイス 羽柴 彩〈はしば さい〉 好奇心 猜疑心 HO取得「なるほど…中々興味深い人材が入ってきたな…」
ロイス 春秋 陽和〈ひととせ ひより〉 有為 無関心 初期PC間取得「優秀である事は把握している。…活躍に期待しよう」
ロイス 双葉 湊音〈ふたば みなと〉 誠意 悔悟 「幼いなりに仕事は熟してくれている…可能な限り、要望は聞いてやりたい所ではあるが…」
ロイス 和泉 進之〈いずみ ゆきの〉 同情 憐憫 「(資料とデータを眺め)……不憫な奴だ…できるだけ、金回りの良い仕事でも回してやろう…」

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
以下一般エフェクト↓
リザレクト(最大Lv3) 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
変貌の果て 1 常時 自動成功 自身 至近
「オーヴァード化してなお、この右足は治りきらなかった……〝忘れるな〟――つまりは、そういう事なのだろう。」
以下ノイマン↓
生き字引(最大Lv5) 1 メジャーアクション 〈意志〉 自身 至近 1
全ての〈情報:〉の代わりに使用して情報収集判定可。同判定ダイスを+Lv個する。
理知の城壁 1 メジャーアクション
リアクション
〈交渉〉【精神】 1
このエフェクトを組み合わせた〈交渉〉判定は【精神】で判定を行うことが出来る。
ブラックマーケット(最大Lv3) 2 常時 自動成功 自身 至近
常備化Pを+[Lv×10]する。このエフェクトは侵蝕率でLvUPはせず、取得した場合は侵蝕率基本値を+2する。
写真記憶 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
「この力の為に、俺はどれ程忘れたい事でも、全て覚えている…だがそのおかげで、俺はまだ俺でいられるのかもしれん。」
暗号解読 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
「俺の目に、耳に入った以上…隠蔽も隠滅も叶わんと思え。」
構造看破 1 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近
「見るだけで精密機器や構造物の大凡が掴めてしまう様になった時は驚いたが…慣れれば仕事柄、都合が良い。」
以下モルフェウス↓
ヒール(最大Lv5) 1 メジャーアクション 〈RC〉 自動成功 単体 視界 2
対象のHPを[Lv_D+【精神】]点回復する。
アウェイクン(最大Lv3) 2 メジャーアクション 〈RC〉 自動成功 単体 至近 5
対象の戦闘不能を回復し、HPを1まで回復させる。ただし対象の侵蝕率は5点上昇する。1シナリオ中Lv回使用可。
成分分析 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
「薬品、道具、おまけに最新鋭の装備、その性質をここまで理解できるとは…便利だと思う反面、いかに恐ろしい力なのかを実感させられる。」
文書偽造 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
「お前達は余計な事は考えなくて良い。〝後始末〟は此方でやっておく」
※以下ノイマン取得予定↓
カリキュレーション(最大Lv3) 0 オートアクション 自動成功 自身 至近 3
ダイス減少効果を受けない。1シナリオ中Lv回使用可。
ファンアウト(最大Lv3) 0 セットアッププロセス 自動成功 範囲(選択) 至近 4
対象は戦闘移動を行なう。移動先は対象が決定する。対象は効果の拒否可。このエフェクトは自身を対象にできず、1シナリオ中Lv回まで使用可。
戦局判断(最大Lv3) 0 セットアッププロセス 自動成功 単体 視界 4
ラウンド間、対象の【行動値】を+[Lv×3]する。このエフェクトは自身を対象に出来ない。
リカバリー(最大Lv3) 0 セットアッププロセス 自動成功 単体 視界 2
対象の受けている暴走以外のBSを全て回復する。このエフェクトは自身を対象に出来ず、1シーン中Lv回使用可。
クイックモーション(最大Lv3) 0 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 2
マイナーで行えるエフェクト以外の行動(戦闘移動、BS回復、アイテム使用など)を1つ行なう。1シーン中Lv回使用可。
コントロールソート 0 メジャーアクション 〈白兵〉【精神】 対決 武器 2
取得時に〈白兵〉or〈射撃〉を選択、選択した方をこのエフェクト使用技能とし、このエフェクトを組み合わせた判定は【精神】で判定を行える。
灰色の脳細胞 0 常時 自動成功 自身 至近
自身の【行動値】に+【精神】する。このエフェクトは侵蝕率でLvUPせず、取得した場合は侵蝕率基本値を+2する。
※以下モルフェウス取得予定↓
魂の錬成(最大Lv3) 0 オートアクション 自動成功 自身 至近 4D10 120%
重圧を受けていても使用可。自身が戦闘不能になった時に使用。戦闘不能を回復し、HPを+[Lv×10]まで回復する。1シナリオ中1回まで使用可。
不壊の城壁(最大Lv3) 0 オートアクション 自動成功 範囲(選択) 至近 5 100%
対象へのHPダメ算出直後に使用。受ける予定HPダメを-[Lv×10]点する。1シナリオ中1回まで使用可。
ペネトレイト 0 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 3
このエフェクトを組み合わせた攻撃は対象の装甲値を無視してダメ算出する。ただし、このエフェクトを組み合わせた判定Dを-1個する。
守りの砂 0 リアクション 〈RC〉 対決 自身 至近 2
このエフェクトを組み合わせた判定で自身はドッジを行える。
黄金錬成(最大Lv3) 0 常時 自動成功 自身 至近
常備化Pを[Lv×10]する。このエフェクトは侵蝕率でLvUPせず、取得した場合は侵蝕率基本値が+3される。

コンボ

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
スネークブレード 20 白兵(ユニーク) 〈白兵〉 -1 8 3 至近/15m 普段から歩行補佐にも愛用している仕込み杖。

マイナー直前にオートで使用。この武器の射程を至近→15mに変更する。射程を変更している間、使用判定Dを-1個する。オートで元に戻せる。
防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
強化服 1 防具 1
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
携帯電話 0 その他
友人のライター 2 その他 自身の行なう〈意志〉判定達成値に+1。
 思い出の一品。年季の入ったゴールドのデュポンライター。
「……そう言えば…最後に借りたまま、結局返してやれなかったな…」
使用人 3 その他 専用エキストラ。
ブラックカード(3/3) 8 その他 購入判定Dに+2個。1シナリオ中3回まで使用可。
「金の事は気にしなくて良い…此方で補填しておく」
自動巡回ソフト 2 その他 〈情報:ウェブ〉または〈情報:噂話〉による判定Dに+1個。
「……なるほど。」
情報収集チーム(3/3) 2 コネ 〈情報:〉 自身が〈情報:〉による判定を行なう直前にオートで使用。その判定達成値に+2する。1シナリオ中3回まで使用可。
「最低限の倫理観から外れない範囲でなら手段は問わん…確実に遂行しろ。」
コネ:UGN幹部 1 コネ 〈情報:UGN〉 〈情報:UGN〉の判定Dに+2個。
「取引だ。そちらの仕事を此方で請け負う代金として、洗いざらい当該情報の提供をしてもらう。…なに、汚れ仕事は慣れている。」
コネ:警察官 1 コネ 〈情報:警察〉 〈情報:警察〉の判定Dに+2個。
「命が惜しければ深入りはせず、黙って情報を回せ…悪いようにはしない。」
コネ:研究者 1 コネ 〈情報:学問〉 〈情報:学問〉の判定Dに+2個。
「御託は良い…本題に入れ。」
コネ:情報屋 1 コネ 〈情報:裏社会〉 〈情報:裏社会〉の判定Dに+2個。
「仕事をしてもらう。…報酬は約束しよう。」
コネ:傭兵 1 コネ 〈情報:軍事〉 〈情報:軍事〉の判定Dに+2個。
「お前に意味を与えてやる…仕事の時間だ。」
コネ:コーポレート 1 コネ 〈情報:ビジネス〉 〈情報:ビジネス〉の判定Dに+2個。
「株価は上々の様だな。結構…協力している限り、安泰は約束してやる。」
コネ:マスメディア 1 コネ 〈情報:メディア〉 〈情報:メディア〉の判定Dに+2個。
「国家特別権限により、その情報は此方で押収させてもらう。…報道の自由侵害、か。それは…お前とその家族の生命の安全より優先する事か?」
※以下取得予定アイテム↓
デモンズシード(必経点:3) 0 その他(ユニーク) 選択したエフェクト1つの[最大Lv]を+1する。ただしそのエフェクトの「侵蝕値」を+1。「タイミング:常時」のエフェクトの場合は侵蝕率基本値への修正を+2する。このアイテムは最大1つまでしか常備化不可。

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
30 18 97 20 0 165 0/165
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

 厳格な雰囲気を漂わせるUGN_Z市支部長を務める男。

 UGN内でも上位優秀な成績を幾つも残し、その功績からUGN中枢評議会の評議員が一人、テレーズ・ブルムからは「代行人」としての権限も与えられている人物。

 支部長としての手腕自体は組織内でも高い評価を受けている一方、彼の父親の引き起こした事件(現在は評議会決定で隠蔽され、評議員他一部の上層部と、彼個人が話した少数の対象のみが知る)や、過去彼自身の下についたエージェントやチルドレンの最終的な任務中による殉職率が他支部長らと比べて高めである(ここ数年は落ち着いている様だが)事から“オーヴァード殺し”などと揶揄される事も。

 しかしながら右足の動きが悪く杖を突きながらでも多量の業務を熟し、任務となれば人間味に欠けるほどの冷徹さと判断力、それらから下される迅速かつ正確な指示や、それによってなされたのだろう抜きん出た任務遂行率の高さという結果が彼を現在の立場に押し上げており、否定派を押し黙らせている。

 上述の件に加え、普段から表情が見えづらく感情も必要以上に表に出さない様子や、常に淡々とした口調等も相まってかどこか他人に対して冷めた様な印象を与えてしまい、実はAIなんじゃないかという噂があったり、組織内においてもごく一部の人物を除いて何処か距離を置いた様子を見せ、特に直近の部下についたコードネーム持ちのエージェントやチルドレンに対しては可能な限り、敢えて名前ではなくそちらやその略称で呼ぶ事が多いのも、彼の無機質さや冷たい印象を加速させる要因となっている。

 総評して実力はさておいて、人物としてあまりポジティブな印象を受けない筈の彼ではあるが、テレーズ・ブルムや彼の下に長くついてなお生存、転属していったエージェントやチルドレン等からは聞いても多くを語っては貰えない(詳しく語れるほどの内情は知らないのかもしれない)ものの、どういう訳かあまり悪く言う者もまたいないという、UGN内部ではちょっとしたミステリーになりつつある。

 最近まで彼の下に居た(現在転属済み)のエージェントから聞けた話ではトスカネロ・バニラの葉巻とインドネシア産マンデリンの珈琲が好きらしい。

 なお、現在の彼は支部長かつ代行人という役職に付いてからは第一線を退いて久しく、後方事務方に徹する事が殆どとなった今では、全盛期ほどの前線能力は殆ど失われているものの、ここ最近の管轄市内で急激に頻発しだした大規模テロや事件に対し、深刻な人手不足を補うべく自身もタイミングを見て再び少しずつつ前線に赴くようにしつつ、実戦に向けた再訓練を積極的に受けており、徐々にでも全盛期の力を取り戻せるよう尽力している模様。

 余談だが、彼は管轄市内にあるチルドレン養成所――UGN傘下の孤児院の院長を兼任しており、支部長として多忙な仕事の数少ない合間を縫って、たまに顔を出しているのだとか。


Z市UGN孤児院職員からの聴取と評価

 院長としての彼、ですか?そうですね…支部長としての彼しか知らない人達からはちょっと想像出来ないかもですけど…
 子供達にとっては不器用ながら良いお父さん、もしくはお爺ちゃん、というのが適切でしょうか。

 いつも表情が硬く口数も少ない、足が悪いのであまり子供達とも遊んではあげられていない様なのですが、それでも子供達の前では薄いながらも穏やかな笑みを見せていて、たまにお菓子や玩具なんかも買って持って来てくださったりして。

 子供達も院長が来るのをいつも楽しみにしていて、来訪日なんか決まった日にはもうお祭り騒ぎですよ。

 不思議と子供達からはよく懐かれる様でしてねぇ、何時も一緒にいる私達の話ですら聞いてくれない問題児たちでさえ、院長がいらして話をしてくれるだけで、自然と素直になってくれて…何なんですかねぇ?エフェクトを使っている訳でも無いようなので、本当に魔法か何かのようにも思えますが…あの人のある種の才能なんだとしたら、ちょっと妬けちゃう所ではありますね(笑)

 ……え?何故支部長職と兼任してまで院長をしているのか、ですか?

 さぁ…私もここでの勤務は長い方ではあるんですけどね、その辺りの事はよく分からんのです。それとなく聞いてみた事もあるんですが、やはりご自身の事はあまり話したがらない様でしてねぇ……そういえば大分前に少しだけ、気になる事を言ってましたっけ。

 えぇ、今の話に関係があるかは分からないんですけどね。前に子供達に囲まれて、その時はとても楽しそうにしてらしたんです。でもその時不意に、とても悲しそうな、寂しそうな…なんとも言えない、複雑な表情が見えてしまったので、思わずどうかされましたか?と尋ねたんです。そしたら――

「いや…ただ――俺は後何度、この子達の純粋さを裏切れば良いのだろうな…」

 ――と。その後すぐに何時もの支部長の表情に戻ってから「忘れてくれ」と言われたので、その時はすぐに気に掛けることもなかったのですが、話をしていて思い出しました。あの時の彼はなんだか…普段とは違う、とても珍しい様子だったと思います。

 ……そうですね。確かに、子供の内からUGNという組織で囲い、エージェントとしての教育を施す我々は、見方によってはあの子達を利用し、現場という名の死地に追いやっているのかもしれません。その観点で言っていたのであれば、あの人のポツリと漏らしたあの言葉も、理解できないではありませんが…しかし我々先人があの子達に力の使い方を教えてあげなければ、無秩序かつ無作為に力を行使する事になりますし、一度暴走を始めればそれは周りはもちろん、本人達ですら不幸にしてしまう。

 …やはり今、こうして行われている保護教育という活動は必要だと思いますし、それは彼自身もよく分かってらっしゃるとは思うのですが……何と言いますか。あの時の彼の言葉と、あの切なげな表情はもっとこう、何か別のものに思いを馳せて出たものだと思うんです。それが何かは、やはり分からないのですが…。

 何れにしても支部長としての彼、院長としての彼。どちらも知っている我々としますと、ただ冷たい人間というよりは、何か意図があってそうしている様に見えます。何故そうしているのか、そうする必要があるのかは定かではありませんが、しかし一般的な〝人嫌い〟というのとは違う気がします…まぁ、人付き合いが苦手、という方は若干ありそうですけどね(苦笑)

 以上を踏まえた総評ですが――うーん…掴み所のない、不思議な…そう、雲か霧のような人、ですかね。怖い雰囲気だったり、どこか不安に駆られるような印象はありますが、両側面を知る我々としましては、組織内で言われてるほど冷徹な機械人間だとは思ってないですね。

UGN中枢評議会決定 狗飼 凱人秘匿事項記録

 今から約20年前に中東某国から発生、拡散したとされるレネゲイドウィルスに感染、発症しオーヴァードとなった一人の生物学研究員が居た。

 狗飼 雅人(いぬかい まさと)――現在Z市を管轄する支部長である、狗飼 凱人の実父である。

 彼は自身がオーヴァードとなった事からレネゲイドウィルスの存在を認識。その驚異的な力と可能性に魅了され、同じく生物学研究員だった息子の凱人とその友人、他数名の同期研究員や学者達を抱き込み、自身の所有する生物研究所で秘密裏にレネゲイドウィルスの人類社会貢献、有効的活用を目的とした研究を開始。

 しかし、実際の研究内容は開始早々からその最後まで、人道、倫理の観点からあまりにも逸脱していたとされ、特に顕著だったのは、研究開始段階の最初の実験体として自身を使い、それから僅か1年目にして世界中のホームレスや孤児を対象として誘拐、監禁を行い、無理やり連れてきてはそうした被害者達を日夜研究材料として残骸にし尽くしていたと言われている。

 それに異を唱えた者や告発しようとした者達は尽く、必要であればその親類縁者までをも粛々と、そして躊躇いなく被害者達と同様の末路を迎えさせられ隠滅、その実績と脅迫によって協力を強要していた模様。

 本来の彼は物静かで良く言えば博愛主義、悪く言えば臆病気質だったとされ、生物研究の際には殆ど必ず行われる動物実験すら及び腰になりがちだったのに対し、自身のオーヴァード化とレネゲイドウィルスの存在を認識してからは人が変わったかの様に研究に傾倒、その知的好奇心とそれに付随する欲求解消の為ならあらゆる手段を問わない様になったとされ、この事から見ても、恐らくは当該人物_狗飼 雅人は発症と同時にオーヴァードではなく、完全人型のジャームになっていたものと思われる。

 もっとも、狗飼 雅人は協力していた研究員達に多額の金銭を積んでいた事から金に目が眩んだもの、またレネゲイドウィルスに対する知的好奇心とその欲求解消を優先し、進んで協力した者も少なからず居た為、彼が主犯であった事は大前提として、しかし彼だけが悪かったとは断定は出来ないとされる。

 何れにしても狂気の研究は社会の裏で4年も放逐され、その間に被害にあったホームレスや孤児の数は確認出来ているだけでも1万は超えていたとの記録が残っており、その内の約数千人は孤児だったとされる。事件発生から1年半ほど前頃からは孤児をメインターゲットに研究が行われていた模様で、回収できた記録からは確かにその頃から加速度的に被害孤児の数が急増している。

 当該研究所全体の最終目標としては『レネゲイドウィルスの精製と根絶を自在とした完全掌握』を掲げる中、狗飼 凱人とその友人の主な研究分野はその最終目標到達の鍵の一つと言われていた『レネゲイドウィルスの意図的沈静化によるジャーム化阻止とエフェクトの有効的かつ安定した運用』の実験と研究を行っていた模様。この二人の研究素体として最適だったのが、現在に言われるチルドレン達であったらしく、当時はまだその絶対数が少なかった事から、狗飼 雅人は誘拐した孤児達にレネゲイドウィルスを投与する事で意図的にチルドレンを生み出し、それを保護した被検体と偽って研究に使用させていた様だ。

 狗飼 凱人とその友人はその事実を当時知らされない(凱人本人の弁では勘の鋭い友人伝手で薄々気づいてはいたものの、研究成功の暁にあるだろう人類社会への多大な利益と貢献を優先して目を背けてしまっていたとの事)ままに研究に手を貸していたが、今から16年前――当時の実験研究開始から4年後のある夏の日に、ついに事件が発生する。

 研究成果により、比較的安定して意図的に体内レネゲイドの沈静化とエフェクトの運用を出来るようになった被験体の少女を狗飼 雅人が凱人とその友人研究員から強引に接収。研究の次段階と称してレネゲイドウィルスの過剰投与実験を強行した事で暴走を引き起こし、その余波により施設は壊滅。雅人本人以下、施設研究員と他被検体も死亡した。凱人もまた右足の腱を切り、後に後遺症として残るほどの重症を負う事となる原因ともなっている。

 その後、暴走した被検体の少女を鎮圧するべく、凱人の目の前で友人は同施設で研究中だったレネゲイド試験薬を自らに投与。半暴走状態のオーヴァード化した後、被検体と数時間に及ぶ交戦を行い、最後はその友人が自爆による道連れという形で決着を付けたというのが、この事件唯一の生存者である狗飼 凱人の証言と、その後の現場調査で断片的ではあるが回収された監視カメラの映像記録から断定、その結末となっている。

 この事件からおよそ2年に渡り、狗飼 凱人はUGNで重要参考人として聴取、要監視対象として軟禁生活を送る事となっているが、その実態の殆どは、この事件をきっかけに、彼自身もまたオーヴァードとして覚醒していた事で、本人の強い要望もあってエージェントとしての教育期間に当てられていたとされている。

 以降、狗飼 凱人はその罪の意識からなのか、UGNエージェントとして積極的に各地で奔走。極めて優秀な成績を多数残し、その功績を持って現在の立ち位置に収まっている。

 ただし、ジャーム化していたであろう事や、異を唱えた者達の末路を考慮したとしても、依然として父親の狂気に薄々でも気付いておきながら、それを土壇場になるまで止める側に回らなかった――回ろうとしなかったのは紛れもない事実であり、〝そうした素養〟を持ち合わせている事は、常に念頭に入れておく必要がある事は否めない。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
1 12/15‐1/9 Crunble Days 35 HN_ゼロ・サイトウ 春秋 陽和(オルソ)双葉 湊音(ムロム)羽柴 彩(ジラ)和泉 進之(大和)

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