容姿・経歴・その他メモ

名前：棗 裕翔(なつめ ゆうと)
性別：男　年齢：16　血液型：AB
誕生日：3月24日　趣味：料理、メイク
家族構成：母、妹

　幼い頃から母親に愛でられて育った。母は娘が欲しかったらしく僕にかわいい服を着せて、蝶よ花よと育ててくれた。
そんな僕を父は嫌悪していた。「お前は男だ。なのに…なんたる様だこれは…。」と、僕がひとりの時にだけ言ってくるようになった。最初は訳が分からなかった。でも、幼稚園に行くようになって自分が異質なのだと気づかされた。

　だが、自分は母や友達がいいと言ってくれるから気に留めたことは殆どない。
むしろ今の自分が好きだった。あの時までは…

　父は僕の言動や服装に気が滅入って欝になり、酒に溺れ、母さんや僕に手を挙げていた。そんな日々が続いていた時だった。
いつものように友達と公園で遊んでから帰ると、部屋に入る前からガラスの割れる音と悲鳴、怒鳴り声が外まで響いていた。
今、母のお腹の中には子供がいる状態で、いつ何が起こっても不思議ではないのに…あの父親は何をしているんだ！？と焦る気持ちを抑えながら必死で家に駆け込んだ。そして目に入った光景は悲惨なものだった。
服や髪は乱れ、頬に切られた傷がある母親、必死にお腹を守って父であろう人を涙ながらに睨みつけていた。
一方、父であろう男は包丁と酒瓶を両手に持ち、顔を真っ赤にしながら今にも飛びかかりそうな勢いで母を見ていた。
扉が開かれた音に気づいたのか、こちらを向いて僕を認識した瞬間に切りつけに走ってきた。
その光景、真っ赤に血走った目、全て見えているのに意識は真っ白になった。

　気が付くと真っ赤な血だまりに立ち尽くす自分と…その中で気を失っている母、そして…父であったであろう残骸が散らばっていた。手は赤く染まり、手のひらには血で出来た固形物のような液体のような…銃のような、不思議な形のアイテムが握られていた。認識した時にはめまいで立っていられなくなり、その場に倒れた。

母はその日を境に会っていない。
今は精神病院で治療を受けている。

僕は…事件の時にお世話になった人たちに紹介されUGNへ所属し、一人暮らしをしている。
まだUGNとしては半人前。

見た目は華奢に見えるが筋肉質で、隠すために大きめの服を着ている。
"女の子らしい服や外見を好む"ため、学校側と交渉して女の格好で登校している。
プール以外の体育には積極的に参加し、成績も悪くない。学校生活はごく普通の生徒。

　僕自身が名乗っているコードネームは"柘榴"または"ガーネット"。
とーっても気に入っている、だけど…あいつらは"ガーネットプリンス"って呼んでくるんだ。
柘榴に焦がれる乙女とか付け足してさ…本当にいい趣味してるよ。
あんな悪趣味の奴らを根絶やしにするのが今の生きがいの一つかな♪

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