容姿・経歴・その他メモ

東京都杉並区のUGN支部を治める統括支部長。
生まれは遥か海と時の彼方、古代ギリシアはアテナイの星詠み。
天の動きから暦を綴り神話を紡ぐ、星と共に生きる占星術師であった。
彼女は神話に惹かれ、星の輝に惹かれ、その秘密を解き明かさんと真理へと踏み込み―――星の向こうに、理外の深き輝きを見た。
彼女の瞳は星の光に塗りつぶされ、その心身は外宇宙の星々による“祝福”を受けた。
老いず死なず、悠久の時を視界を染める輝きの中で過ごしてきた。
いくつもの時代が始まっては終わり、国が興っては滅び、人が生まれては死ぬ、その明滅に触れて生きてきた。
あるいは人類史上の大半を生き続けてきた彼女は未だ狂わず、星を詠んではそれを編み続けている。
美しい星光が偽りであったとしても、辿り着く先がいつか見た深淵だとしても、今を生きる命の煌きは地上の星のように輝き続ける。
人々の輝きにに触れてきた彼女は知っている。
いつか来る終わりを知っていたとしても、生きるのを止める理由にはならないと、今の彼女は知っている。
顔を上げて宙を見上げてごらん、そこには星が満ちている。
立ち止まって周りを見てごらん、そこには命が灯っている。
その瞳を燐光に灼かれても尚、彼女は星(命)の輝きを編んで人々の平和を紡いで往く。






「北天、黄道、南天より天極」
「アルマゲストの星図を越えて、テトラビブロスを運行せよ」
「全天廻りて星を編む―――『輝きを編め、星幽の画布(ウラノメトリア)』」

「死せる支配者、眠れる神々。星々巡りて頭上に揃う」
「星辰正しき刻、来たれり―――Ph’nglui mglw’nafh」

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