容姿・経歴・その他メモ

・人となり
　帆達宮神社の現巫女にして、平時は村唯一の高校へと通う学生。黒髪黒目のほっそりとした体型であり、大和撫子という言葉がよく似合う風貌をしている。性格の方も見た目に沿った形となっており、また成績もトップクラスであることから、いち学生として、また巫女としての周囲からの評判は上々。一方で、後述のような両親を亡くした経験から、喪うことを恐れるあまり他者と関わる際には少し壁を作ってしまう一面がある。反対に心を開いた人物に対しては、少々依存しがちになり甘えてしまうことも。
　なお、基本的に他者と会話する際は丁寧語だが、PC1と話すときだけは口調が砕ける。

・来歴
　代々神社の巫女を務める家系の一人娘として生まれたが、6歳の頃に父親が病気で他界。以降は先代巫女である母、奏子によって育てられてきたが、その母も3年前に亡くなっている。以降、暫くの間は親戚の家で面倒を見られつつ巫女としてのお務めを果たしていたが、高校入学を機に一人暮らしを始め、現在は境内にある社務所にて寝泊まりをしている。
　はつれ様とは物心ついて以来の仲であり、巫女として何かと忙しかった母の代わりによく遊び相手をしてもらっていた。両親を亡くした現在では、信仰対象でありつつも唯一の肉親のような、そんな感じの関係となっている。
　なお、母親の死についてはつれ様からは事故とだけ聞かされている。損傷が激しかったらしく、その死体についても自分の目で確認はできていない。

・巫女の家系について
　神服部の家系は代々、はつれ様により授けられた血を操る神通力が発現しており、その力を用いて神事等を執り行ってきた。その象徴的な場面の一つに、新嘗祭に際して行われる神楽がある。帆達宮神社の新嘗祭では、はつれ様に奉納する神楽を披露したのち、巫女が清められた刃物によって左胸を切り、滴る鮮血を盃に集めて、その年に収穫された作物と共にはつれ様へと献上する風習がある。これによって、その年の豊作と平穏の感謝をはつれ様に伝えているのだ。その後、血液を模し紅花で染められた酒(未成年者には甘酒)が祭の参加者に振る舞われるのも恒例となっている。
　当代巫女である鈴音の神通力は歴代でも特に優れており、特に血液の凝縮、及び凝縮された血液の拡散を得意としている。有事の際にはショットガンに自らの血を弾丸として込め、撃ち出すことにより攻撃を行う。ちなみにこのショットガンについては、神事の一つに山での狩りがあることから、それを通じて狩猟免許を取得した関係で所持している。狩猟免許でショットガンの保有なんて認められるのか……？

・暖との関係について
　基本的に大体のことはこなせる鈴音だが、唯一料理だけは苦手としている。一人暮らしを始めた頃、社務所の台所で食事を作っていた際に異臭を発生させてしまったことがあり、たまたまそばを通りかかった暖が現場へ駆けつけてきたのが二人の馴れ初めだった。その後、定期的にキッチンカーで食事を買う内に仲を深め、交際に至る。
　誰と付き合うのにも一歩引いてしまいがちな鈴音の目には、誰に対しても明るく社交的で、自分の壁をも壊してくれた暖は非常に眩しく映っている。また、自分のように昔からの決まりきった仕事ではなく、自らの夢を抱き、叶えようと努力する暖の姿勢については、（巫女の仕事に不満があるわけではないものの）とても尊敬しているし、少しだけ羨ましいとも感じている。

◎マヤカシ/●ミストレス/マネキン
中立寄りの秩序/善

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