”イカヅチロック”。

身体の一部がアンプ・スピーカーに置き換わっており、そこにエレキギターをつなぐことができる。（ブラックドッグのサイボーグ化）
発生した音をさらにハヌマーンの能力で増幅させ、拡散する。

この音楽は「Rストリーミング」と同様の”レネゲイドを活性させる音楽”であり、それを聴いたオーヴァードのスペックを一段階引き上げることができる。ただし、曲調がロックであるがゆえに味方を暴走させるのがデメリットである。

もちろん本人の能力も上昇し、白兵戦もある程度はこなすことができるようになる。
……あくまで、”ある程度”だが。

高校から大学時代までバンドをやっていた。担当していたのはギター兼ボーカル。
かなりいいところまで行ったものの、メジャーデビューには至らず。ついには吾郎自身が事故に遭い”覚醒”したことで、解散。バンドメンバーも各々音楽とは別の道を選び、吾郎自身も”支部長”という安定した職についた。

それでも、”バンドをやっていたあの頃”は、何よりも特別で愛おしい青春だった。
ゆえに、「子供達にも青春を歩んでほしい」と常に願っている。

そのためか、高校生のような若者がUGNとして戦っている現状に少し苦い想いをしている。
だがそれはそれとして、彼らの感情と爆発力が生む”戦いの果てのハッピーエンド”に期待している部分もある。割り切れてはいないのだ。