容姿・経歴・その他メモ

◯概要
明るく気さくでありながら、文武両道の優等生な少女。
男女分け隔てなく接し、人好きされるような性格。現在は剣道部に所属しているが、本来の専門は剣術。とはいえ、剣道にも真剣に取り組んでいる。「何も考えず、スッと真っ白な空間に入る感じ…っていうの？それが気持ちよくてさ！」とは本人談。
背が低く、小柄な方であることを気にしている。また、少し白髪混じりの髪で、それを誤魔化すためにおさげにしている。
顔は広い方だが、どこか線を引いているように、深い仲である友人は少ない。
故郷は田舎の方で結構離れている。が、もう何年も帰っていない。

◯過去
本名は水原真澄。多少いい家柄ではあるものの普通の生まれで、優しい両親に愛されて、ごく普通に幸せに過ごしていた。…が、突然「実は両親は共にいい人に見せていたが、実際には裏で欲望のままに犯罪に手を染めていた」ということが発覚する。それもちょっとしたミスで逮捕されたが、それが無ければずっと続けていくつもりであったタイプだった――全く罪悪感を持たずに周りを陥れていた、ということも明らかになった。
両親の逮捕は周りに…何より真澄に酷い混乱を与え、小さな田舎町故にその混乱は大きな影響を与えた。被害にあった人も、そうでない人も、一人残った真澄に「裏切り」の罰を与え始めた。

「まさかこれもあの人達の所為だったのでは」「あの人達のやっていることを知っていて、黙っていたのではないか」「裏でこちらをあざ笑っていたんだろう」「周りを陥れてどうして笑ってるんだ」「お前も同じことをこちらにするんじゃないか」

真澄は周りの声に傷ついていた。が、それ以上に…「これほど責められて、自分も裏切られたのに、両親が好きな自分は、両親と同じようなところが自分にもあるからなのでは」という考えに囚われ、自分で自分を傷つける日々を送っていた。

これを救ったのが遠縁の叔父であり、京都で剣術道場を営んでいた桐生聡。状況を知り、真澄をすぐに引き取った。そしてメンタルケアの一環として教えた剣術に真澄は救いを見出す。

「両親は両親で、真澄は真澄だ。あの二人のことで真澄が責められる言われはないし、真澄が両親を好きでも問題はないんだよ」
「それでも自分が信じられない？…自分のことが、自分も同じように人をだまして笑える人間なんじゃないかと思う、か…なら。それを律することができる術を身に付けなさい」
「剣道や剣術では礼節や心技体、全てを鍛えられる。それで確かに自分の中に実績を積んでみなさい。…その果てで生きるなら…君は胸を張れるんじゃないかな」

◯現在
剣を修めることで、常に自分を責めるようなところは軽減している。が、それでも自分を律して、自分をコントロールしながら生きることを続けている。

「欲が悪いものとは言わないよ。欲は願いで、それは生きる力になる」
「それでもその欲で傷ついた人も暴走した人も見ているから…扱いには慎重になりたいんだ」
「周りに…剣に胸を張れる選択なのか、自分は良く生きることができているのか…そういうのを考えて行動して、自分の行動に責任を持ちたいんだ」

◯性格
人当たりがいいが、真の意味で気を許している人が少ない。どうしても過去に周りに責められたことを思い出し、素の自分・律していない自分を見せることにためらいがある。剣術・剣道を修める事で己の精神を律そうとしており、剣を振ることにはこだわりがある。
自分の欲を律し、正しく力を修めることを己に課しており、欲のままに振舞ったりして周りに迷惑をかけることを嫌う。
なんとなく気があった響のことを非常に大事に思っている。が、それでも両親のことを話せていないという負い目がある。

◯戦闘スタイル
剣道で身に着けた剣を抜いたまま切る「構え」と、剣術で身に着けた「居合」を駆使する剣士。
体格的に小柄なため、力ではなく、技術とスピードで翻弄する。

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