表の顔

大人しい、フツーの男子高校生らしい見た目。
いわゆる”イケテない”グループに所属してはいるが、友達が少ないわけでもなくクラスの誰とでも卒なく話が出来る。
しかし、特定の誰かと仲の良いということもなく、浮かない程度に他人に深く関わらないようにしている。

また、時折青い顔をしながらどこかに去ってしまうこともあり、若干変な顔をされている。

裏の顔

出自

　FHのエージェント。元々は特定のセルに所属していたが、現在はうっかり強すぎる力を持ってしまったため複数のセルで共有財産的に扱われている。
　本人がセルリーダーやマスターエージェントの任に就くことを強く拒否したため、宙ぶらりんな状態になっている。
　それでもエージェントはエージェントなのでマーセナリーよりは強い束縛を受け、命令は忠実に遂行する。
　また、時折何もない所で会話をしているような様子が見受けられるが、本人に問い詰めてもはぐらかされる。

性格

　少し気弱な少年。血なまぐさい現場にはビビるし、相手から強い言葉をぶつけられると身を縮こまらせてしまう。
　しかしその身に危険が迫ると、より強い何かに怯え、身を任せるような言動が目立ち、目前の対象は意にも介さない。
　また、最初は警戒心が強いが一たび心を開いた相手にはフレンドリーに接する。距離感取るのが下手くそなタイプのコミュ障。
　

戦闘スタイル

　FH謹製の多脚戦車”オルトロス”に搭乗して戦う。巨大な外骨格のようなそれは、演算補助装置でもありRCの使用を助けている。
　また、オルトロスを制御する疑似AI"AIDA"のことを「まりか」と呼称し、単なるAI以上の感情を持っているようにも見受けられる。

　戦闘中はよく「償う」という言葉を口にし、相手にも償いからの降伏勧告を告げることが多い。そのためか逆上した相手の攻撃に合わせるカウンターアタックをするのが一般的な攻撃方法となっている。
　しかし、全力を出さずにジワジワと対象をいたぶるような追い詰め方をするようでもあり、「償う」という言葉の真意は不明である。

経歴

経歴箇条書き

幼少期

・元々は一般家庭の出身
・幼馴染は、近所でも有名な貧困家庭の少女、瀬戸 茉莉花。
　→虐待を受けていた痕跡があるが、気にせず一緒に遊んでいた。家族からは一緒に遊ぶなと言われていた。
・茉莉花からは辛い境遇での唯一の希望として崇拝に近い感情を得ていたが、幼いため気づく余地なし。

FH転落期

・ある日こっそり彼女の家に遊びに行ったら、父親から虐待を受けている茉莉花を目撃。
・止めようとしたところ、焦った父親によって殴打されたうえ、勢い余って茉莉花が撲殺される。
・”止めた自分のせいだ”と思い込み、訳も分からず発現したモルフェウスの能力で破損した茉莉花の身体部位を再生。
・バケモノ扱いした茉莉花の父親に再度殺されかけるも、偶然通りがかったFHによって救出される。
・茉莉花の父親を惨殺したFHのエージェント(後に"先生"と名乗る)に二つ声をかけられる。
　→彼女の父親が死んだのは、報いだ。彼女に対して「償った」のだ。
　　君の能力で、彼女の時間はまだ死体の中で止まっている。僕ならそれを取り出してあげられる。
・自身の家族を捨てることにはなるが、頷いて"先生"の後をついてFHに加入した。

茉莉花抽出期

・FHエージェントとしてたっぷり成果を出し、死体からの人格抽出の成功を祈り続けた。
・抽出方法は、当時やっと研究の始まった『RB』によるものであり、その始まりともいえる『オモイデ様の欠片』が用いられた。
・人格の抽出自体は辛うじてできたが、記憶の抽出ではなく、バロールによって無理矢理時間を止めている状態であったため、抽出された彼女の記憶には『死亡時の痛み』と『助けに来た渉への強烈な愛情』しか残っていなかった。
・絶望した渉に"先生"が「彼女と同じ境遇の人を作らないことが、彼女への何よりの贖罪になる」ともっともらしいことを告げる。
・それ以来、抽出した記憶と人格に計算能力を搭載した補助AI「まりか」を脳内にチップとして埋め込み、ズルズルとFHとしての活動を続けている。

※詳細は文章は履歴欄に随時記入していきます

セッション履歴