代々葬儀花を栽培を継いでいる家系、矢ケ嗣奇の末女。家系自体は呪術師ではないが、死者の想いを受けた祟りの子が時折生まれるとされている家の言い伝えを体現するかの如く、生まれたその瞬間から「阿頼耶識の天眼」を有していた天才児。とはいえ、この古い言い伝えも「国家公安呪霊対応特務課」曰く、葬儀花という死に密接したものを扱うが故に「呪い」が人としての在り方へ影響を与えたその事象を後世へ伝えようとしたものではないかという見解が有力。
幼い頃から視えぬ者が視え、人のことを見透かした言動をする幼子に周囲からは奇異の目を向けられ続け、ある時「呪霊」に纏わる事件で幼馴染を予言めいた言動で助けたことで「国家公安部呪霊対応特務課」と接触。「このままだと周りから化け物扱いしかされないだろうから」と裏の世界へと足を踏み入れた。
年齢としては若輩者であり出身が「呪術師」の家系ではないため「参課」に所属とはなったが、その並外れた戦略眼を用いて17歳ながら班長を任されている（が、雑務にはやや退屈気味）

他人を見透かしたような達観視した物言いをし、人の感情の機微はあまり意に介さない。一人称は「ボク」のいわゆるボクッ娘。他者のことをどうでもいいものだとは思っていないがごく自然に自分の能力に自信があるような振舞いをするおかげでナチュラル見下しをすることもあるので、傍から見ればただの生意気なクソガキ。が、その心根にあまり悪意というものはなく、ある意味で無邪気とも言える。本人が負の感情を抱くよりも周囲から向けられる方。

「識」と名付けた8つの魔眼を背後に展開し、その魔眼から伸びる細い糸を相手に突き刺して相手の感覚へと直接的に干渉する。彼女の展開する魔眼は彼女から伸びる神経繊維そのものを拡大した塊でもある。それらを相手と接続することで相手の脳では処理できぬ量の情報を与え、まるで重力に負けたかのように身体の平衡感覚力を狂わせ跪かせる。「識」の8つの魔眼のどれに干渉されたかによって強く奪われる感覚は異なるらしい。とはいえ、これらの攻撃手段は彼女の能力の一端でしかない。
本質は、この「識」と呼ばれる魔眼を統率し動かしている、彼女に生まれ以て宿った「優曇華(ウドゥンバラ)」と呼ばれる天眼による戦況の把握と戦術眼である。運命そのものを視ているこの眼は「呪い」そのものすら歪める一手を打つことが可能。ただし、本人の戦闘能力はそこまで高い物ではない為、周囲の戦闘力にこの能力はやや依存している。

彼女が戦場に立つこと、それは並の呪霊や呪詛師にとっては「二度とこの世に留まる事ができない」ことを意味する。
ゆえに、他者から呪われ、そしてその名が与えられているのだ。“手向けの優曇華(グッバイ)”と。

（ロイス）
D.阿頼耶識の天眼
1.母親[BK]　〇 P:慈愛 / N:憐憫
2.幼馴染[WH]　〇 P:親近感 / N:無関心
3.S安齋 博　P:信頼 / N:不安
4.✓無動　龍泉　〇 P:好奇心 / N:脅威
5.✓対呪特務壱課　〇 P:遺志 / N:憐憫
6.✓特級反転呪神・夜迦　〇 P: 有為 / N : 〇脅威

（参加者）
PC1：多々良　海刀
PC2：荒羽 雪華
PC4：無動　龍泉

D.阿頼耶識の天眼
1.母親[BK]　〇 P:慈愛 / N:憐憫
2.幼馴染[WH]　〇 P:親近感 / N:無関心
✓3.黒き翅音　P:興味 /〇 N:脅威
4.無動 龍泉　〇 P: 信頼/N: 不信感
S5.終夜 蛍　〇 P:連帯感 / N: 疎外感
6.零課/P:好奇心/〇N:厭気