キャラ概要

髪 　　　　

金

瞳 　　　　

淡青

肌 　　　　

白

好きなモノ

美しいモノの収集　（浮世絵等東洋絵画など）

嫌いなモノ

非合理、美しくないモノ

後世に、ヴィクトリアン・レディ・トラベラーの一人と呼ばれることになる女性。


愛称はローザ、日本名は鋳薔薇 黎 （いばら　れい）　鋳薔薇屋という屋号を掲げ、貿易商を営んでいる体で日本各地を放浪している。

20ほど年の離れた長兄の後ろ盾を得、英国社交界を飛び出した少女は東インドを経て、この世の最果て、日本へと流れ着く。

当時、貴族女性の教育とは裁縫やマナーなどに限られ、科学教育を受ける機会は乏しいものであった。そしてまた親の遺産を受け継ぐことが極めて困難な立ち位置である為に、他家へ嫁がなければ唯の厄介者に過ぎなかった。

ブルーリッジ家の源流が如何に資本家由来であろうとも、貴族の立ち振る舞いが求められる世の中に合って、娘に対して態々道からそれる様な教育を施すことなどなかったのだ。
だが、ローザは類まれなる才覚を持ってしまっていたのだ。

産業革命以来、黒い霧が立ち込めるグレートロンドンを抜け出した彼女は一路、英国が最東端インドへ向い、当初は清国へと向かおうと考えていた。
しかし、アヘン戦争を始めとした英清関係の悪化、そしてアメリカによる日本開国の報を聞いた彼女はその視線を更に東へと向けた。
「最東端の国はやがて大乱に呑まれるだろう、そのような盤面においてこそイレギュラーは赦されるのではないだろうか」
「黒煙も、薬物も蔓延していない神秘の国ならば、“美”を見つけられるのではないか」

ロザリンド・ブルーリッジは兄である“ウィラル子爵”の協力を取り付け、日本という国の美術品を輸入し、見聞を届ける役目を取り付けると、開国したばかりの日本・横浜に向けて船出したのであった。

【大河CP“桐に鳳凰”─第壱話─降魔源流】後

名残での一件後も、「美」の蒐集を続ける日本放浪の旅をクロゥと共に続けた。
明治政府の元、日本国籍を取得した彼女は「鋳薔薇 黎」の戸籍を得た。
英国舶来品を取り扱う貿易商としてひと財産を為したのち、それを岩崎隼太郎に買収してもらい、後年の名残財閥の一セクションとなった。
商人の道から引退した彼女の下には、

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