容姿・経歴・その他メモ

コードネーム:アンコール
ゆるふわ癖っ毛を二つ結びにしている。


DV気質のギャンブラーの父親、そのストレスで病んでしまった母親のもとに生まれた。
両親からの虐待はいつものことで、彼女は良い家庭とはお世辞にも言えない劣悪な環境下で生まれ育った。
安いボロアパートに住んでいたため、近隣住民達は毎日暴行の音を聞こえていたらしい。

そんな中転機が訪れる。
小学校最後の年に父親が死亡、母親がそれを機に夜逃げしたのだ。小学生にもかかわらず彼女は冷静だった。まるで大人のように。
学費、給食費などを払えないとすぐに見切りをつけ学校を自主退学することを決めたはいいものの、しかし突然家賃を払えないため当てがない。どうしようと絶望の中にいた。
ひとまず援交やP活で食い繋いでいたところ、1人の警官（風波ユウジ）に保護（補導）される。
事情を話せば同情はしてくれたようで、彼女が頻繁彼のもとに訪れても見逃してくれた。
彼と過ごす時間は存外心地の良いものだった。彼を揶揄い、そして怒られる。憧れていた普通の日常が訪れたかのように思えた。
そんな時間も束の間ではあったが。


今日も今日とて彼の所へ遊びに行こうとしていたところジャームに襲われた。
「誰か、………ユウジ、助けて」
しかし現実は無情で、時間帯は夜。人気もなかったため助けは来ない。
このまま死ぬのか。身の丈に合わない幸せを望んだからか。仮初の好意を、愛を得ても満たされなかった。満たされない人生だった。奪われるだけの人生だった。


____本当に？



その後のことは朧げだった。あり得んばかりの憎悪を覚えたことだけは覚えている。


ともあれ、その後は流されるままにUGNに所属することになる。
奪われるだけの人生で終わるよりは、こうして飼い猫のような状態になった方がマシだ。
自分がこの世界を守り愛せば、世界も自分を愛し、守ってくれるのだろうか。
願わくば、最期に見る顔はアイツがいい。

そんなこと表にも出さず、今日も任務へと赴く。

セッション履歴