■プロフィール

「こんなイイオンナを世界中連れ回してアンタ、
　　　　　　　　　マジで罪なオトコだよなァ！」
　　　　　　　　　　――“マスターレギオン”を追い詰める“じゃじゃ馬ならし(ペトルーキオ)”


名前:駒風 乙芽(こまかぜ おとめ)
性別:女 年齢:29
ブリード:トライブリード
シンドローム:バロール／ウロボロス／オルクス
ワークス/カヴァー:レネゲイドビーイングC/元UGNエージェント
所属:―（フリーランス）
コードネーム:“じゃじゃ馬ならし(ペトルーキオ)”
身長/体重:170cm/-kg
備考:フォールンヴィークル(EXレネゲイド感染ヴィークル)として“じゃじゃ馬(キャタリーナ)”アリオンを所持、共生している。

■来歴

●幼少期

　日本の一般家庭に長女として生まれる。兄が3人、弟が2人という家庭環境では、唯一の女児である彼女も逞しく育つほかなかった。おもちゃの取り合いに腕っぷしで勝利し、チャンネル争いにも腕っぷしで勝利し、お菓子の最後の一個を腕っぷしで勝ち取ってきた。男ばかりに囲まれた野暮ったい家の中でも、最も強い存在として君臨し続けた。

●覚醒

　その男勝りな性格のまま、中学、高校と過ごしていた18歳の頃。末の弟が不良グループの標的となり、虐められるようになった。偶然その現場に出くわした彼女が見たものは、団地の屋上から飛び降りてくる弟の姿だった。彼女が弟を救おうとし、しかし届かないその手を伸ばした時、弟の周囲の重力が覆った。彼女のバロールシンドロームが覚醒した瞬間である。
　何が起こったかもわからなかった彼女だが、何か体に変調を来したことは感じ取れた。近くの小さな病院にかかったところ、また異なる病院を紹介された。そこはUGN系列の病院で、何か大きな病気なのかと心配した彼女に下った診断結果は“覚醒”だった。彼女はそれを、カッコいいと感じた。
　UGNからの説明を半分聞き流して、UGNチルドレンとして即加入を決めると、天性の運動神経でレネゲイドウィルスをすぐに制御できるようになり、様々な任務で活躍。数年も経てば立派なエージェントとして、今は無き支部の支部長補佐をする地位となっていた。

●“マスターレギオン”との因縁

　転機は24歳の時に訪れた。
　“マスターレギオン”ヴァシリオス・ガウラスが日本にも来襲したその時、彼女を含めた支部の人間が対処に当たった。結果は惨敗。支部は壊滅し、生き残ったのは片手で数えられる人数だった。彼女は絶望に打ちひしがれるも、己の為すべきことを再確認する。責任を取って、という名目でUGNを脱退し、“マスターレギオン”の捜索と確保を目指すことになる。
　それからは“マスターレギオン”を追って世界各地を飛び回り、追い詰めるもあと一歩のところで逃してしまうことが続いている。襲撃を受けている世界各地の支部に颯爽と現れては、被害を最小限に食い止めて去っていく。“マスターレギオン”を知る者で、同時に“じゃじゃ馬ならし”のことを知らない者は少ないだろう。
　この旅の中で“じゃじゃ馬(キャタリーナ)”アリオンと出会い、共に“マスターレギオン”を追う利害の一致から共生を選ぶ。彼の力であるウロボロスとオルクスのシンドロームを取り込み（*1）、現在はUGNエージェント時代とは異なるトライブリードとして活躍するようになっている。

補足

セッション履歴