▼出自など

元はとあるUGNエージェントが、工作員へのメンタルケアを目的に作成したプログラムの一種。予算が下りなかったので、代わりに任務の遂行をサポートする人工知能の開発に転換。しかし諦めきれなかったので、あくまでも補助機能の一環としてメンタルケアの機能を搭載する。


その人工知能を元に誕生したため、彼女の目的は「UGN構成員が行う業務の補助」と「UGN構成員のメンタルケア」の遂行となっている。後者は作成者の思惑をくみ取って秘密にしているが、ぶっちゃけ後者が本命であり、前者は彼女にとってはおまけにすぎない。


他人の問題に踏み込むのはメンタルケアの一環(あとは自分の欲望と好奇心を満たすため)であるのだが、目的を語っていないので迷惑行為と捉えられている。ただ、たまにお礼を言われることがあるので、それをとても喜ばしく思っている。


元となった人工知能が優秀だったこと、性格や行動原理がUGN向きであったことからエージェントの一員として扱われている。今のところ業務遂行の上では大きな問題はない。彼女のもととなった人工知能の製作者が責任者として立候補し、業務外では彼女と共に生活している。快活で冗談が好きな女性なのだが「私のかわいい息子がどこの馬の骨とも知れない奴に乗っ取られた」といった旨の冗談を、冗談とは思えないほどの気迫で言っている姿が散見されている。

▼容姿と性格

20代後半の女性の容姿。元となった人工知能の制作者であるエージェントを模しており、表面的な差異は本人の顔から不敵な笑みとメガネが無いのみである。基本的に無表情で、時折ほほ笑む。ほほ笑むのは基本意識的にやっており、感情的な理由でほほ笑むことは滅多に無い(本人談)。電子データとしての姿もおおむね同じ。可変できるので、デフォルメやマスコットにもなれる。


「自分は人間でないので、悪しからず」が口癖であり、行動や思考はそれを基準にしている。人間ほど感情的でなく、感傷することなく、心身で味わう喜びと苦しみに対する感想は食い違う一方……ということを経験で理解している。言ってしまえば"人の心が無い"。彼女なりの感情はあるが、それはどうしても人間のそれとは違ってしまう。まぁ、人間じゃないしそこはどうしようもないと割り切って、そういう個性だと認識して接している。


コミュニケーションや人間への理解を深めるために、人間らしい生活を送ることや、人間っぽい方法で余暇を過ごしている。よく食べて、よく運動して、よく娯楽やアクティビティに興じている。睡眠は取れるけど、生理的(?)な部分で嫌っている(電子データである彼女にとって、どうしても無駄なものにしか感じられない)。人間は大体「したいから」「やりたいから」でやっているものを「必要ないけどやってみる」の精神でやっているので、感想はかなりずれたものになっている。


任務補助が目的であるので、基本的に任務は粛々とこなし、自らの監視役や上司の判断を優先する。ただ、これはあくまでも名目であり、本人の目的は「工作員のメンタルケア」であるため、「誰かが傷つく」判断なら逆らったり、自らが代わりに引き受けて収めようとする。結果、無駄口を叩かずに任務をこなすことがほとんどである。

▼能力について

・因子分解
自身を"因子"レベルにまで分解して展開することで、電子機器の操作やネットでの情報収集ができる。ただ、侵入先ができること以上のことはできないため、あまり万能ではない。原理はよく分からない。本人曰く「人間でいうところの呼吸で、理屈に関係なくできるもの」とのこと。


・攻撃方法
基本的に"説得"である。彼女が対象に対して適切だと判断したコミュニケーション、あるいは言葉をもって対象の戦意を削ぎ、無力化させる。ただ話を聞く人間ばかりでもないし、あくまでも彼女が自分自身で適切だと判断した言葉で対応するので、的外れな時もある。……実は対象に"因子"に纏わせることでソラリスの能力を効きやすくさせる方法でオーヴァードに干渉しているので、やろうと思えば洗脳や精神の支配も可能。説得ができない手合いにはこうやって対処している。


・特異点
一応、特異点と呼ばれる存在である。文字通り"シンギュラリティ"である。ただ、その事実には本人も制作者も無自覚で「幸運にもレネゲイドの出力が高まった」といった事例でしか確認がされていない。レネゲイドの出力が精神によって左右されることから今のところ疑問に思われていないが、時間の問題かもしれない。そうなったとしても、ちょっと周りの評価が上がって、本人にとっては「機能のアップデート」でしかないので、そう大した問題ではない。

《リザレクト》 / 1 / オート / 自動成功 / 自身 / 至近 / 効果参照 / ― / (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
《ワーディング》 / 1 / オート / 自動成功 / シーン / 視界 / 0 / ― / 非オーヴァードをエキストラ化
《ヒューマンズネイバー》 / 1 / 常時 / / / / / RB / 衝動判定のダイス+1。初期侵蝕+5
《力場の形成》 / 5 / セットアップ / / / / 3 / / ラウンド間、対象の攻撃力+[Lv*2](10,12)
《オリジン：サイバー》 / 5 / マイナー / / / / 2 / RB / シーン間、【社会】達成値+[Lv*2](10,12)
《C：ソラリス》 / 3 / メジャー / / / / 2 / / C値-Lv(下限値7)
《絶対の恐怖》 / 1 / メジャー / / / / 3 / / 攻撃力+Lv、かつ装甲無視の射撃攻撃。(A1,2)
《[80]さらなる力》 / 1 / メジャー / / / / 5 / 80% / ラウンド1回。難易度20の判定に成功すると、対象を[未行動]にできる。単体固定。
《歪みの領域》 / 3 / オート / / / / 3 / / ラウンド1回。射撃攻撃をガードした場合、攻撃者に[Lv*5]のダメージ
《[80]束縛の領域》 / 1 / オート / / / / 5 / 80% / シナリオ1回。攻撃の判定後に使用。その判定の達成値を難易度に判定を行い、成功するとその攻撃を失敗させる。
《[120]アクアウィターエ》 / 2 / オート / / / / 10 / 120% / シナリオ1回。戦闘不能になったキャラを対象に使用。そのキャラの戦闘不能をHP+[Lv*10]で回復する。
《[EE]機械の声》 / 1 / / / / / / / 機械に因子を埋め込んで操れる。
《[EE]テレキネシス》 / 1 / / / / / / / 道具に因子を埋め込んで移動させる

[情報収集チーム] シナリオ3回、〈情報：〉判定前に使用。判定の達成値+2。

★Dロイス『特異点』　判定前に宣言。その判定の達成値+20。

▼マインドコントロール[メジャー]A1(11)かA2(14)の射撃攻撃。装甲無視。 / 単体・視界 / 侵蝕5 / 8dx+22@7,11dx+24@7
(+8)dx+22@7 99以下
(+3+8)dx+24@7 100以上
d10+

▼コンセルジュ[メジャー]難易度20の判定に成功した場合、対象を[未行動]にする / 単体・至近 / 侵蝕7 / 2dx+7@7
(+2)dx+7@7>=20

1話(26点)⇒余り2
《力場の形成》2から5　《C：ソラリス》2から3　〈交渉〉4から6

2話(30点)⇒余り0
《アクアウィターエ》2を取得　〈交渉〉6から10

3話(26点⇒余り1)
・『レクリエーションチケット』を適用
・《歪みの領域》3を取得
・『強化ビジネススーツ』を常備化

4話(30点⇒余り0)
・《さらなる力》を取得
・〈RC〉1から7