容姿・経歴・その他メモ

プロのアスリートを両親に持ち、自身をゆくゆくはと期待されていた少年
将自身両親の活躍を幼い頃から間近で見続け、強い憧れを持ち小学校に入ってすぐに少年野球のチームへと所属する道を選んだ

それから投打共に非凡な活躍を見せ、中学に入る頃には全国区で名を馳せプロスカウトにも目をつけられるようなそんな選手になり、高校では実家で通える範囲のそれなりの強豪校に進学することで多少の我儘が通るかつ投打で活躍することで自分の力だけで甲子園優勝という破茶滅茶な夢を描いたのである

当初は両親を除く全ての人に否定されたその夢、多くの人達は将が有名校に入りスターとして活躍することを望んだ、彼はそれを知り理解をしながら全て裏切った
多くの敵を作り出した彼だったが、一つの出来事でその声を掻き消し、一つの偉業で日本を熱狂の渦へと巻き込み、一つの悲劇で今度は両親さえも悲しみの淵へと追いやった

一つ目は激戦を勝ち抜き甲子園への出場、二つ目は甲子園一回戦にて打者で5打席3安打2HR、投手では脅威の完全試合。荒唐無稽であったはずの夢、それがよもや実現するのではないか、その日はそう思われた
だが、三つ目。その帰り道、送迎のバスがトラックと事故を起こしその夢は潰えた

不幸中の幸いに将は左腕と左足の骨折だけで済んだ、だがチームメイトの大半も重篤な怪我を負い、その年の夏は終わりを告げた
その後、将は野球を引退した

表向きは事故の怪我で、本当の理由はその事故の際オーヴァードに覚醒した影響で


覚醒してから2年の月日が経過した現在は父親には全てを説明した上で元の高校を辞め普通の公立に通い、一人の学生として勉学に励んでいる
元々アスリートとして自身の欲に打ち勝つのに慣れていたことから厳密な訓練を行うこともなく日常に溶け込めており、どうしても野球がしたくなった時にオーヴァードだけのチームで活動するためにUGNの仕事を引き受けている
野球>>>その他すべてという価値観ではあるものの、それはそうとしてオーヴァードに覚醒したことによって暴飲暴食が可能となったことだけはちょっと喜んでいる節があるとかないとか。甘いもの等の高カロリー類を出されると簡単に食いつく

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