【コードネーム】弁才天(サラスヴァティ)
【種族】人間
【能力】特定の旋律による圧壊誘発。殲滅旋律兵装(Uaithne"ウアイスネ")の使用。

非オーヴァードの両親を持ち、安定した家庭で生まれ育った響は幼い頃の覚醒をきっかけに、UGNチルドレンとしての側面を持つようになる。
もとは力の弱いオーヴァードだったが。楽器型レネゲイド兵器"殲滅旋律兵装(ウアイスネ)"との適正が確認されたことをきっかけに、契約を果たした。
ウアイスネとの契約を経て、"ダグザ"と呼ばれる戦闘用人格をその身に生み出し、様々な任務で功績を上げている。

鵺野響本人はさっぱりとした性格で、人付き合いを大事にしている。
一方"ダグザ"はあまり人と関わろうとせず、戦場音楽に心血を注いでいる。
かなり音楽性は違うが、二者とも音楽に対して深い情熱を持っている。

人を笑顔にする為の音楽を追求する響に対し、当時戦場において実用性のある音楽だけを追求していた"ダグザ"は、彼女の日常を知ろうともしなかった。

今から5年前、イタリアのストラディバリ父子の地下工房から発見さた、弦楽器の様な形状をした兵装。
主な材質は星外レネゲイドを含む隕鉄であり、加工方法は不明。
見た目よりも重量は無く、レネゲイドを通じて広範囲に音波を響かせる特殊な構造をしている。

鵺野響の中で生まれた戦闘用人格。
彼女の中で意識が芽生えた瞬間からウアイスネの在り方、使い方を熟知していた。

発生当時は音楽以外に甲斐性が無いと鵺野響に言われていたが、彼女が目覚めなくなったことをきっかけに他者を知ろうと行動する。
現在、神々廻焉等、理解者の協力を得て慣れないながらも鵺野響を演じている。

鵺野響の意識が目覚めた時───
日常が変わらず彼女受け入れてくれることを願って。

日常担当の人格"鵺野響"は、自らの内に生まれた戦闘人格を"ダグザ"と呼称しているが、両者共に他者に区別することを推奨していない。
本人らにとってはどちらの人格も鵺野響で、欠かすことが出来ない要素であると認識している。