容姿・経歴・その他メモ

500歳の吸血鬼を自称する、うら若き(?)女性。
金髪のショートヘアと赤い瞳が特徴的で、かなりの美人。
楽観的な面がある一方で、物事への線引きはかなりシビア。ダメなものはダメ、消すべきものは消すと切り捨てる冷酷な面も持ち合わせる。
好きなものはトマトジュース、嫌いなものは書類仕事と太陽、あと十字架。
支部長への就任は任務で功績を挙げたため、とされているが、実のところ何による功績かを知るものはいない。霧谷のことは気安く「霧やん」と呼ぶ。
フランスでは彼女そっくりの肖像画が見つかったそうだが………。

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500年前より生きるブラム=ストーカーの古代種。
日本に来る以前はフランスやイギリスを生活圏としており、姿を変えない化物として住処を追われたこともある。
元はスラムに暮らしていた一人の貧民であり、身寄りもなく、物を盗み、泥を啜る苦しい生活をしていた。
彼女がオーヴァードとして覚醒したのは、同じスラムの住人にカツアゲをされ暴行されていた時である。自己防衛本能が働いた彼女は、無我夢中で抵抗し、結果それがオーヴァードの覚醒の引き金となり強い殺戮衝動を抱えることとなる。
襲ってきた暴徒は当然の如く返り討ちに遭い、その命を断った。その後、殺戮衝動のままに暴れ、現在の後見人であるゼルレッチが鎮圧に来るまでに村一つを地図上から消すことになったが、彼女はそのことを覚えていない。彼女が覚えているのはただ真っ赤に染まる世界のみである。
ゼルレッチに引き取られてからは世界各地を旅するが、30年ほど前にポンと日本に放り出され、あれよあれよという間にUGN支部長へと着任させられた。その裏ではゼルレッチとUGNトップの霧谷の思惑が動いていたが、本人としてはそんなこと全く知らないため誠に遺憾の意である。
彼女は自分のオーヴァードとしての力を否定はしていないが、暴走時の殺戮衝動には強い忌避感を感じている。それは、覚えてこそいないが、彼女がかつて衝動のままに暴れ回り、人を殺して回った過去の記憶の反動なのかもしれない。

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