容姿・経歴・その他メモ

「ぬぁぁあ……なんですか……急に……」

K市所属の刑事。階級は巡査長。
実態は防衛隊・ストレンジャーズから市井へ送り込まれた駒のひとつであり、警察・労厚省・UGNとの橋渡し役。

容姿

2m近い長躯を黒コートですっぽり包み、顔も背までの長髪でほぼ隠している。巨大な鞄を携帯。
ありていに言って、怪異妖怪のたぐい。

経歴

両親＋10歳近く離れた弟と平和に暮らしていた（当人の体格からそこそこ目立ちはした）が、10年ほど前にジャームに遭遇。
両親は殺害され、組織として若いUGNより先に警察に保護される。
きちんとUGNの検査も受けたものの“なんか記憶処理が効かず”、監視対象に。
その後、弟を養うため（と、世界の真実を知ったため）、防衛隊へ入隊する。
“能力が地味すぎて＋検査精度の問題で取りこぼされた”とわかったのはその後である。

能力

“物質の折り畳み”。自身が“収納場所”とみなした場所に、体積・重量を無視して非生物を格納可能。
鞄のみならず、コートや長髪の裏も能力の影響範囲である。
ぶっちゃけ日常生活に便利程度の能力であるが、検証と訓練の結果“対戦車火器を市街地に持ち込み無反動で行使可能”に化けた。
さらに本人の応用により、各種の“イカサマ手品”に利用可能。汎用性は高い。

人格的性質上迅速なコミュニケーションが難しいが、極めて忍耐強くストレスや長期行軍に耐える。
加えて物資調達に関する嗅覚が強く、単身での作戦継続適正が高い。

人物

吃音と容貌からよい印象を持たれづらいが、“他者と関わるのが根本的に苦手”なだけで本質的に温厚かつ柔軟、かつ計算高い。
その対人関係に関しても“波風を立てず成果を得る”技術は会得しており、概してどこに放り込んでもそこそこ働く。

自身もその性質に自覚的であり、戦闘職への志望も“ジャームのようなものがいるなら人手不足だろう”程度の打算であった。
翻って言えば、献身を献身と思わない、ただただ優しい女性。

「ぇあ……はい。この件は……片付けます。片付きます。」

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