容姿・経歴・その他メモ

チルドレン教育施設"ホーム"出身のUGNエージェント。現在N市支部所属。
物心ついた頃には既に"ホーム"にいたクロトは、己の出自を知らない。
誰かが説明していた気もするが、聞き流していた。「生まれてから死ぬまでだけが人生だ」という考え方を持っていて、自分の関与しない生まれる前と死んだ後のことには関心がない。

氷使いだが純粋なサラマンダー・シンドロームの血統ではなく、モルフェウスの物質変換能力を併用して氷を作るオーヴァード。
氷の大鎌を作り出し得物とする。本人いわく「それ以外能がない」。

飄々とした掴みどころのない性格で、常に薄ら笑いを浮かべながら冗談とも本気ともつかないことをひたすら言い続けて、相手の受けを取ることを生き甲斐としている。
その笑みは戦闘中も絶やすことなく、笑いながら敵対者を殺害することもあるため、一部では「嗤う死神」と恐れられている。
実際には、過去"ホーム"時代の仲間たちの死に何度も立ち会ってきて、その経験から「せめて笑って死ねる人生を」という2つ目の人生哲学を得、それゆえの言動である。


"ホーム"時代の親友を「物事のはじまり」を意味する語から取って「嚆矢（こうや）」と名付けたのは、彼の方が行動が早く（知らんが）先手を任せていたため。
反対に「おわり」を意味する「結尾」と冬を意味する「玄冬」を己の名としたのは彼なりの諧謔か、運命の糸を紡ぎ未来へとつなげるギリシア神話の女神「クロートー」に通ずる読みは彼の願いの表れか。
答えは、クロト自身も知らない。

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