風水を応用したルームコーディネイトや占い、開運コスメの紹介などで活動するインスタグラマー/youtuber。ルックスの良さや声のかわいらしさ、安定したトークなどを買われ、現在芸能界にも進出中――

というのは表の顔で、その実体はレネゲイド解放以前から連綿と受け継がれる家系に連なる本物の“魔術師”。UGN、FHなどあまた組織を渡り歩くフリーランスの拝み屋である。

“地獄の沙汰も金次第”をモットーに主義主張に関わりなく金払いの良いほうにつくことを信条としている。前金での報酬の支払いを渋った雇い主に愛想をつかし、戦闘中に敵と移籍交渉を成立させそのまま元雇い主側をせん滅した話は裏社会ではよく知られた逸話である。その時の元雇い主であった春日恭二とはそれ以来の腐れ縁。

倒した敵の持つ武器を集める悪癖を持つ。今愛用している”雷将神器”もそうやって入手したもの。

一般には知られていないがラーメンに関して並々ならぬこだわりを持つ。清流房の常連というよりほとんど信者である。弁天自身は味を理解することはできるがそれを再現する技術を持たない。そのため自分は評論家どまりと自嘲するが、志を同じくする職人を集め自身の店をプロデュースしたいという野心をひそかに抱いている。

本名は不明。HLとして弁天(@sarasvati)を名乗り、それをそのままコードネームとして用いている。学校に潜入するなど名前が必要な任務に際しては“春日恭子”という偽名を使用している。

能力：具現化系よりの変化形能力者。大別すると2種類の発を持つ。
凄皇流(せいおうりゅう)古武術

変化形能力
凄皇流古武術は神代において神々から伝えられた武術――レネゲイド能力の使用法である。神々や英雄たちの偉業を模倣することで様々な効果を生み出す。いくつかの型が存在し使用者のシンドロームによってさらに変化が加わっていく。型によっては特定のシンドロームのものにしか使えないものもあるが、ウロボロスシンドロームである弁天は理論上すべての型を使用することができる。

風水術

操作系能力
レイライン――レネゲイドビーイングとしてのガイア=地球のレネゲイドを観測、操作することで最終的には地球圏内のあらゆる事象を把握、コントロールできる技術体系であるが、弁天はその域には全く達しておらず人や物の性質を調べたり（《究極鑑定》《プロファイリング》）、限定的な未来予知（《生き字引》）として使用している。

装備、所持品など

“特に名前は決めてまへん”
雷将神器相当品。以前討ち取ったFHエージェントから奪った矛状の武器。無銘ではあるがかなりの業物で切れ味もさることながら柄と穂先のバランスがよく取れていて命中精度に優れる。普段は奪った武器からその場の気分で適当に使い主武器という考え方をしない弁天であるが、よほど気に入ったのかこの武器を入手後はこの武器を使用する姿が目立つ。突く、斬る、払う、叩く、投げると多用途に仕えることもお気に入りの要因のようである。

凄皇流決戦礼装“紅桜”
愛用のジャケット+ラギッド相当品。大げさに名乗ってはいるがただの古びた羽織である。弁天の曾祖母が現役時代に用いていた羽織。すでに100年近く前の品ではあるが、施された簡単な魔術的強化に加え丁寧に修繕を繰り返した結果今でも使用に耐えている。防具としての効果はほとんど失われていて拳銃弾を止める程度のことしかできないが、羽織ると不思議と気が落ち着くので精神集中用の一種のルーティンとして使用している。

鼈甲ぶちの眼鏡
思い出の一品+ブランケット相当品。曾祖母が最晩年に用いていた老眼鏡。

弁天の裏の裏の顔。クラン：ミュージアムに所属するしていたリエゾンエージェント、ウェポンコレクターであるあった。消息を絶ったリエゾンロード、コレクター捜索のためレリックカード対策班に潜入する。3年前の決戦の後に加入した“新人”であり、3年前の決戦には参加していない。
弁天のうぇぽんこれくしょん☆
第2話
キーンナイフ・ツヴァイ（メディカルコレクターから）

な・い・しょ♡