容姿・経歴・その他メモ

「男のくせして人形遊びかよ、きもっ」
周りからそういわれて育ってきた。
学校の人間や、両親からもだ。
ケリーは幼少期に女の子の友達から偶然もらったものだ。
「お人形で遊ぶの、楽しいでしょ？」
その子の言葉に、幼かった自分は純粋な気持ちで頷いた。
そこからだった。
その女の子と親しく話していると、クラスのいじめっこたちに目をつけられた。
そこで自分が間違ったことをしたのだと、男は普通、人形遊びなんてしないのだと。
まざまざと感じさせられた。
家に帰って両親に目をつけられたが最後。
「男の子なのに人形なんておかしいわ！」
「そうだ、男の子なんだから外でサッカーとか野球とかでみんなと遊びなさい」
クラスの子供ならまだしも、大人に、しかも両親にも否定され、挙句の果てにケリーは捨てられてしまった。

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