主に王族、貴族のボディーガードを務めている家系で、円卓の12騎士のうち聖騎士ランスロットの名を代々世襲している。
ランスロットという名を一族は誇りに思っていると同時にこれ以上その名を恥じぬために一族は不純を許さない。
継承者が18になったとき継承の儀を行う。継承の儀は結婚式にてとりおこなわれる。
余談だが受け継ぐ者は厳格な者と少し変わった者が交互に努めている。カミーユは変わった者の方。先代である父親アレクシ・ロワリエが厳格な方。そして先々代の祖母にあたるレティシア・ロワリエはぶっ飛んだ方である。

一つの青い石がついた指輪。その石は日によって赤い光を放ったり、黄色の光を纏ったりする。「乙女の涙」と呼ばれたりする。

ランスロットの名を受け継ぐとき、騎士はそのリングを受け取る。
騎士は生涯の妻へ愛を誓い、騎士としての純潔を誓い、この力は愛する人を守るため、そして愛する者が待つ故郷へ必ず帰還するために使用することを誓う。
「湖の乙女よ。私の名はサーランスロット。今ここに純潔を誓い、愛する者を守護するためにあなたの力を行使する」

そんな家の長男に生まれ、ランスロットを継ぐ彼はまさしく「男らしく」をモットーに教育を受けてきたはずなのだが…。

「本当は守るより守られたいんだよね」
「どっちかというとグィネヴィア様になりたいの。あーあ、僕のランスロット卿はどこかなぁ」

…ランスロットに憧れているのは間違いない。
女性らしい服装を好んで着る。結婚式の時に「僕も純白のドレスが着たい」とだだをこね周囲を困らせた。

未だ見ぬ「アーサー王」の名を持つ人物に傾倒し心からの忠誠を抱く。

生まれたときからの許嫁であり政略結婚。幼い頃から社交場で何度も顔を合わせていたが、ある日突然ドレスを着たフィアンセが現れたときは気絶した。結婚自体に不満はないがカミーユから女友達のように思われているのではないかと落ち込んでいる。
カミーユ本人はアマンディーヌのことを深く愛しており、遠征帰りはお土産も花も買っていくし記念日も忘れず祝うしいい関係を築けていると思っている。
寡黙な性格で感情表現が乏しいが以前カミーユからもらった髪飾りを大切に身に着けている。
カミーユは知らないが実は剣術と馬術が得意。

厳格なイケおじ。ある日突然息子のドレス姿を見て気絶した。いつも恰好をたしなめているが継承後はあきらめた。

カミーユにドレスを買い与えた元凶。歴代最強のランスロットだった。まだご存命の元気なおばあちゃん。