容姿・経歴・その他メモ

かんたんまとめ

　FHの内部から破壊を試みるチルドレン。いつも微笑み浮辺ているが、それは内心の憎悪と臆病さを隠すための仮面。
　かつて、地獄のような訓練施設で唯一の光だった兄を喪った。以来、復讐のためだけに生きている。
　周到な用意で戦うデータメガネタイプの糸使いで、不測の事態に弱い。

設定

　物心ついた時からオーヴァードだった。気が付くと孤児院で暮らしていた。両親のことは分からない。
　同じくオーヴァードの｜小夜啼　春告《さよなき　はるつぐ》を兄に持つ。
　孤児院はFHが運営に関わっており、詠歌と兄は検査によりオーヴァードだと判明したことでFHチルドレン訓練施設入れられることになった。

　所属していた訓練施設では競争心を煽るためにランキング制が用いられており、負けた奴に価値はないとされていた。
　詠歌は生まれながらのオーヴァードであったが、出来ることは血で出来た脆い糸を張るくらいのもので、成績はひどいものだった。
　施設内での待遇は成績によって変わり、成績の悪い詠歌達はまともな食事も与えられなかった。
　そんな生活の中、救いと言えたのが兄がいたこと。兄は詠歌と同じように落ちこぼれだったが、底抜けに明るくお人好しで、いつも施設を卒業したら何をするか希望を語る少年だった。

　しかし、そんな兄はチルドレンの半分を振るい落とすための試験であっけなく逝った。自分の分の食事すら詠歌に与えていたため、栄養失調の状態で過酷な訓練に耐えられないのは当たり前であった。
　対して、兄の死に直面した詠歌は兄ブラックドックの力を一部使えるようになり、試験を生き残った。
　当時は原因不明の現象だったが、現在ではウロボロスシンドロームにより能力をコピーしたと判明している。

　以来、表向きは任務に忠実な兵士を演じているが、内心では教官も同期もFHも、見ていることしかできなかった自分自身も許していない。いつかFHを破壊するために力と情報を集めている。

　亡き兄の面影を感じるような人物がいれば、うっかり絆される。
　その人物の殺害命令が下された時、亡き兄の復讐を優先して今は組織に従うか、それとも全て投げ捨てるか決められないまま全部失いそう。

性格・容姿とか

　髪は桃色のロング。目は赤。長身。
　いつも薄く笑みを浮かべてクールビューティーな雰囲気を漂わせているが、この表情は内心を悟らせないための練習したもの。
　本来は臆病で優柔不断な性格だが、それを憎悪で塗りつぶすことで機械的に必要な行動を取っている。

　あらかじめ計画を立てて物事を進めるのは得意だが、不測の事態が苦手なデータメガネタイプ。
　と言っても、脳内スパコンで大抵の場面はシミュレート済なので不測の事態などほぼない。ただ、無意識に想定から外している条件が弱点(仲間が死んだ場合の対処などの考えたくないこと)
　すべて機械的に処理して、目的に設定した物以外を度外視できるのであれば本当に強い(できないけど)


　好き：兄、整理整頓、星空
　嫌い：FH、自分
　苦手：不測の事態、辛い物

能力・戦闘スタイル

　血て作った糸を操る。
　ウロボロス偏重の亜純血のため、ブラム=ストーカーとしては扱える血の量が少ない。そのため、血を細く伸ばして糸とすること血を節約している。
　血の糸は張力は強いが人体を傷付けるほどの強度はない。振動を感知して探索や警戒、武器に括り付けて遠隔操作、動きの補助など便利に使う。
　戦闘では人間の脳では処理しきれない大量の糸を扱うことになるため、兄からコピーしたブラックドックの能力で演算処理をしている(おそらく春告の能力は演算処理"だけ"が出来るもので、戦闘訓練を生き残れなかった)。

　血の糸だけでは殺傷性に難があるため、EXレネゲイドで出来た容易く人体を切断しうるワイアーを紛れ込ませている。
　数は少ないが、見た目で判断できないようにしているため、相手はすべての糸を警戒せざるを得なくなる。

セッション履歴