元々は支部の中でもそれほどの立場にいなかったものの、死亡したはずのコードウェル博士が帰還し巻き起こした事件で、前支部長含め殆どの支部員がFHに降ってしまったため、残った者の中で最も経験があるとして支部長に就任した。(実際は"大勢の裏切者が出た支部"という曰く付きの支部の責任者になりたがる者がおらず、先代支部長の娘のような紗耶香に責任を押し付ける形で支部長に仕立て上げた)

　支部長となってまだ日が浅く、周囲からもUGN上層部からも不安視されている新任支部長。胃薬を肌身離さず持っている。霧谷と連絡する際は不安で常に青ざめていたり、腰が低く何かあるたびに頭を下げる癖があることも不安がられる要素の一因となっている。
　ただし支部長としての責任感はしっかりと持ち合わせており、部下の不始末は自分の不始末として報告したり、過去の事件のせいで部下が謂れのない疑いをかけられるようであればハッキリと異見を述べるなどして大切に扱っている。また、幼い頃に拾ってくれた支部長やその部下たちに家族として受け入れられたことで救われたことがあり、それに倣って自身も部下を家族のように想い、全幅の信頼を寄せている。

　普段の生活では高校の数学教師をしており、生徒からは親しみやすい先生というものもいれば、気弱な性格から甘い先生だとなめるものもいる。

かつての部下である賢崎蓮矢によってS市全体を巻き込んだ事件は、犯人の死亡、そしてワルプルギスの破壊により終息。
UGNチルドレン、白凪鶴羽沙の友人である朝霧文乃は記憶を取り戻してしまったために日本支部によって保護。再び記憶処理を施すことになった。

「鶴羽沙はこれで私のことを恨むかしらね…。それでも、UGNではなく私のことを恨んでくれるのであれば私の仕事も成功といって良いでしょう。 …本当に、私に支部長なんて務まるのかな」