容姿・経歴・その他メモ

　Rラボのうちの一つ[S研(エスケン)]に所属する研究者。
S研はサラマンダー専門の研究所で、UGNからはレネゲイド関連の火災対応や
焼死体/凍死体の鑑識などの仕事が優先的に回されている部署である。

　彼女はそのうちの環境課に属しており、
「サラマンダーのエフェクトが効果的に機能するシチュエーションの調査」を自身の研究テーマとしている。
なお、それなりの成果を上げているので専用の研究室こそ与えられているが、
研究内容上、室内に籠ることは少なく、山や湖、海、渓谷など、様々な自然地域に赴いてフィールドワークを行っている。
研究室をI市に建立したのも、瀬戸内海が近く、自然に溢れた島がたくさん存在しているためである。

　彼女自身も探検が大好きで、未知の動物や植物などを探すのが趣味。
RVによってRBにならない程度に影響を受けた既存の動植物も居るのではないかと考えており、
いつか探し出して自分の名前を付けることを夢見ている。

　沖縄出身であり、暑さにはめっぽう強い。
半面寒いのは苦手で、普段身に着けている白衣には防寒素材が用いられている。
自衛の際に《氷盾》を扱う時も、寒さを避けるためプラスチック製の特殊な盾を介して発動している。

　戦闘面においては、空気中の酸素を操作し、
「RVが誘爆しやすいシチュエーション」を用意して引き起こす強力な爆発を武器としている。
必殺技は、自らを省みず周囲を巻き込み派手に燃やす「万紅叢中一点緑(ワンホンソーチュンイーテンリュー)」。
爆発の後には彼女以外の全てが消え去ることから、「雲散霧消(グラウンド・ワン)」のコードネームが有名である。
爆発後に晴真だけが無事な理由としては、彼女曰く「昔から火には強い体だったんだ」とのこと。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

　宇宙友愛協会の会員で、普段はフィールドワークのついでに宇宙人の痕跡を探している。
幼い頃にリトルグレイに会ったことがあると固く信じており、再び出会うために協会に属した。
いつか"あの時"のお礼を言おうと、出逢える時をいつまでも待っている。

　今回会長からは宇宙人の殺害を命じられたが、
本人としては宇宙人は宇宙人でもリトルグレイ以外には興味はないため、
おそらく戸惑いもなく殺害は可能だろうと思っている。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(以下フレーバー。読んでも読まなくても大丈夫です。)

　彼女は18年前、火災によって一度死んでいる。
[不燃体]という特異な体質からFHに目を付けられ、「強力な炎を操るオーヴァードの誕生」を目的とした実験による業火でその身を焼かれ命を落としたのだ。

　[不燃体]はエフェクトが引き起こした炎に対しては効果がない。
彼女が自らの生み出した炎にいくら焼かれても無事なのは、[不燃体]が理由ではなく、彼女が火によって命を落とし再び生き返った[屍人(リヴィングデッド)]であるためだ。

　彼女が[屍人]として生き返ることが出来たのは、とあるRBの力によるものだった。
それは、とある妖怪伝承を元に生まれた(オリジン・レジェンドの)RB、「キジムナー」だ。

　別名「精魔(セーマ)」とも呼ばれる彼らは、晴真と同じFHの研究室に捕らわれていたRBだ。
セーマと呼ばれ続ける晴真のことを、彼らは自らの仲間であるのだと認識した。
その為、死んだ晴真を気の毒に思い、その身に宿す自然の力(レネゲイドウィルス)を晴真に分け与えた。
その力が晴真の命をつなぎとめ、彼女は[屍人]として生き返ることができたのだった。

　業火に焼かれ気を失った晴真が再び目を覚ましたのは、UGNの息がかかった病院のベッドの上だった。
FHの研究所はUGNの活躍によって検挙され、捉えられた実験体たちはUGNによって保護されていたのだ。
その後晴真は退院し、UGNの監視のもと実家に戻されることとなった。

　しばらくして晴真は、業火に焼かれたはずの自分がなぜ今生きているのかを疑問に思うようになった。
あの研究所で覚えているものは、忌まわしい研究者と、冷たく寒い監獄と、同じ部屋に捉えられていた謎の小人だけだ。
晴真はきっと小人たちが自分を助けてくれたのだろうと思い、彼らにお礼を言うため、その存在を探し求めるようになる。
　あらゆる文献やネット情報をかき集めた彼女が見つけたのは、あの日の小人に酷似した容姿を持った存在「宇宙人(リトルグレイ)」だった。

　――その日から、彼女は宇宙の存在を信じ、自分を助けてくれた宇宙人を見つけるためなら手段を選ばなくなった。

セッション履歴