登録名：巴木 皓
コードネーム：布都の神鳴
性別：男
出身：日本
誕生日：11月25日
身長：172ｃｍ
体重：67ｋｇ
血液型：AB型
所属：
能力ルーツ：ヨグ＝ソトース
ブリード：クロス
シンドローム1：ブラックドッグ
シンドローム2：ノイマン
特記事項：

立ち絵メーカー：「はりねず版男子メーカー」
立ち絵メーカーURL：https://picrew.me/image_maker/1011016

・戦闘適性：未測定
・継戦能力：未測定
・命令順守：未測定
・陣頭指揮：未測定
・社会適性：未測定
・RC技術：未測定
・衝動耐性：未測定
・特異能力：未測定

　市立高校に通う二年生。剣道部に所属しており、二年生でエースを張っている。元々剣道の才能があったが、誰よりも熱心に特訓し、休日でも素振りなどの鍛錬を欠かさない。
　勉学と部活動に励む中、実家である古書店の経営も担っている。
　父が中学に上がる頃に亡くなり、母が最初は古書店の経営を担っていたが、不慮の事故で足を悪くしてしまい、それ以来皓が店を継ぎ、高校生ながらに経営を行なっている。書類上は一応母が店主ではあるが、殆どの仕事を行なっているので、周囲にも店主は皓であると認識されている。

　父の死に際の言葉。
「男なら、自分が守りたいと思ったものを、全力で守っていけ。そのための力をつけろ。その覚悟を、忘れるなよ。」
　父の手を握り約束を交わした。それは、そのまま皓の信念となって今も胸に残り続けている。父との誓いを守るために、高校では強豪の剣道部に入り、エースを張るまでに力を付けた。
　生来のセンスもあり、その剣筋は剣道と言うよりももっと武術的であり、本人の身体能力の高さから派手な運動も得意なので、応用して殺陣もできる。
　家の店で取り扱っている本の中から、適当に武術に関する本を検分も兼ねて読み漁り、剣道の試合ではない全身全霊の仕合であれば更に力を発揮する。
　それも偏に父との誓いから、自分を鍛え抜くことに抜かりがない証なのだ。

　それは彼が剣道部でエースを張り始めた頃だった。皓は果てなき強さへの渇望から、木刀で防具なしの仕合を行なった。相手は同じ剣道部の同級生。相手は軽い遊びのつもりだったそうだが、皓は至って真剣で、本気で強くなるために仕合をしたのだ。
　その熱意の齟齬から、間合いの認識に差異が生まれた。相手が振り切っても切っ先が当たらない程にしか踏み込まなかったのに退位し、皓は本気で寸止めしなければ骨を折るほどの間合いまで踏み込んだ。結果、皓は自らの踏み込みで相手の木刀を右目に突き立て、完全に眼球を潰して光を失った。

　相手はそれに関して相応の罪悪感を抱え皓に謝罪したが、皓本人はそれを許した――｜否《いや》、一切気に留めてなどいなかった。その木刀を避けれなかったのは自分の力不足で、寧ろ踏み込みに合わせて眼を突ける位置に刀を置くのは巧いとすら考えていた。
　そんな巴木 皓の危うさを一言で片付けてしまうのは残酷かもしれないが、それらの行動も全て「強さへの渇望」故なのだろう。

　――雷とは“｜神鳴《かみなり》”である。
　と、読んだことがあった。少しだけ古ぼけた神学書だったか。ただのオカルト本だったか。その本がどんなものだったかは兎も角、なんだかその言葉はすっきりと頭に入ってきて、なんだか腑に落ちて奇妙に納得したのを覚えている。
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