容姿・経歴・その他メモ

頭にはケモ耳！

......？


これは本物かただの髪か、本人すらもわからない真実はどこへ

一歩間違えば三十路自認ケモ耳の異常シュレディンガーおじさん、香坂稔


かつては売れない画家、今は知る人ぞ知る抽象描写を得意とする売れっ子画家

不変の美と自分の絵のみを愛し、今や湯水のように湧いてくるようになった金銭を疑う奇人。かと思えば案外人のことは好きなのでキャッチにホイホイついて行ってたびたび有り金吸われている。

まあそういうこともあるよねと本人はあまり気にしていない。


まだ売れていないころ、美を求めて水道の目につくすべての蛇口をのぞき込んでいた時、たまたま出会った千木良昭仁と美について議論し意気投合。やや凶暴な男ではあったが彼を生涯の美の理解者として認めた。

しかし、それも長くは続かない。

再会した彼は血に塗れ、もはや美を語り合った面影は見えなかった。


なにが彼を変えたのか？そんなことには興味はない。
ただ、確かめたいのだ。彼の世界から美が消えてしまったのか。

そしてもう残っていないなら、早急に介錯してやりたいだけだ。美のない世界はさぞ不安定で苦しいだろう。

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