固く白い外殻を持つ、一見すると怪物のように見えるヒーロー。ヒーローズクロス等は着けている為、辛うじてヒーローとわかるが、それが無ければヴィランと勘違いされそうな見た目となっている。

その見た目とは裏腹に救助者への態度は優しく丁寧。人命を最優先し、気遣いにも溢れている。その為、救助者を中心とした熱心なファンは多い。とはいえメディア露出が少ない為、有名ではない。いわゆる「知る人ぞ知るヒーロー」というポジション。
何なら「何処からともなくやってくる、謎の白い異形」みたいな都市伝説の方が有名かもしれない。

戦闘スタイルはその異形を駆使しての白兵戦。固く鋭い異形の腕の剛力で薙ぎ払う。ある程度の距離なら伸縮自在な為、遠距離へ逃げられても対応可能。

その正体はUGNチルドレンであり、高校生である相園美晴。ヒーロー時の不気味な姿は、父の力を受け継いだ事及び、遺産の影響と考えられている。

凶悪ヴィラン:｜黒き災厄《エスターク》の実子であり、素の姿にも異形を持つ。父親の姿を彷彿とさせる見た目をコンプレックスとしており、少しネガティブな一面を持つ。いつか父と同じような怪物と成り果てる事を恐れているが、周りからしてみれば「よっぽどの事(ジャーム化等)が無い限り、まずあり得ないと思うよ？」という評価。それほどに心優しく、人を守る意思に溢れたヒーロー。

性格は心優しく、それ故に臆病。また、自分自身を「嫌われ、疎まれて、当然の存在」と考えている節があり、少し自己犠牲的。が、相棒や友人の働きかけから、少しずつ改善の傾向はある

相園美晴の力に付随したナニカ、あるいは彼の精神の一側面の表れ…意思疎通のできる謎の人格であり、能力のコントロールをサポートする｜存在《ビサイド》。どちらかというと男型の人格であり、精神世界で姿形を取ると、真っ白な異形を持つ美晴そっくりの姿となる。危機感知能力に優れ、どちらかというとパワーで打破する戦い方を好む。

美晴に対しては片割れ・半身として比較的好意的に接するが、周りに対しては差ほど重要視していない。むしろ、美晴が人を守ろうとする行動を「嫌がるやつらも守りたいなんてなんでだ？」と物珍しいものとして見ている。とはいえ、スリルや戦い自体を好む性格のため、ヒーロー活動には積極的に協力している。

美晴にとっては父が亡くなってから突然現れた共生者であり、当初は恐れと猜疑を向けていた。が、ヒーローとして戦う上で逃げてはいけない、と少しずつ向き合い、友人や相棒との出会いで、対等に向き合いたいと少しずつ歩み寄りを続けている。

荒事を好む性格から以外に思われるが、クラシック音楽を好む一面がある。特に一番最初に聞いた『白鳥の湖』を気に入っており、名前はそこから由来して美晴がつけた。

相園美晴の実父であり、凶悪ヴィラン。特徴的な黒い外殻を持ち、その圧倒的な膂力で暴れ回った。

ヴィランイヤー時に、その積極的な活動が見られ、被害者は万単位になると言われている。その余りの凶悪さから討伐処置が取られ、討伐の際にもヒーロー・民間問わず多くの被害が出た。DUST地区があれ程に荒れた原因の一つとも言われている。

性格は至って粗野かつ激情的。癇癪を起すこともあり、その癇癪による被害も大きい。また、自分の実子である美晴に異常な執着を向けており、彼に関心を向けた人物を即座に殺すような一面もあった。

プランナーと親交を持っており、彼女には気を許しており、息子に合わせることも許した。彼女と意見を交換し合い、美晴を「自分の継承者」とするために多くの実験を行っている。それは被験者がジャーム化しようが廃人になろうがどうでもいい、と言わんばかりのものであり、巻き込まれた美晴の強いトラウマとなっている