歴史、文化の継承をしていく家、沖田家に産まれる。
兄弟が産まれる前に母が死んだ為に、次期当主として育てられるが、その際に当主が女では問題があるとともに、体の弱い(ダウン症とそれによる軽度の拡張型心筋症、発達障害があり、薬がなければすぐに疲労する)穗の体を鍛えるなどの理由から男として育てられた。
また、沖田家は本来は先代達の技や技術、偉業を記録し次代へと繋いでいく家だったのが、時代の移り変わりによる帯刀の禁止などで衰退していく家を護る為、歴史、文化を継承し普及させていく形へと変わったという家柄であり、お家の規模や技の継承の問題、元々の家柄として当主への依存を前提とした家の構造などから膨大な量の知識と技の会得を、当主に求める形になっている。
そのため当主に選ばれたものは人生の大半を家に捧げることになっているが、穂自身はそれに対して不満などはなく、むしろ馬や刀などの好きな物に触れ合える自身は恵まれた環境で過ごせている幸福者と認識している。
しかし、恵まれた環境と認識していてもその生活に満足はしておらず、何処か物足りなさを感じていた。

10歳のとき、非オーヴァードの犯罪者による誘拐に巻き込まれ、必死の抵抗をするも相打ちとなり死亡する。
しかし、廃墟の地下に安置されていた寫ノ月燈と共鳴し、契約したことで生前の記憶を持ったままレネゲイドビーイングとして覚醒する。
その後は、自分の現状と殺害によって気が付いた自身の本性に向き合うため、家には帰らずに各地を旅し、最終的にゼノスのイリーガルエージェントとして活動するようになる。

いわゆる戦闘狂。殺すことではなく、互いの命を全力を持って削り合う状況を好む。
しかし、凶暴な性格というわけではなく、話は通じるし、礼節も重んじるタイプで、殺し合うことがただ好きなだけ。
そんな自分に苦悩してた時期もあり、血を好む自分に迷いもあったが、全てを背負ってなお進むことを誓ったため、無敵となった。
また責任を重要視するため、殺しの依頼や他者に責任を押し付けることを嫌うため、背負う覚悟もなく殺しをしていると認定した場合は容赦なく叩きのめしに来る。

ナイフ越しに伝わる肉の感触、全身を血液が駆け巡る高揚感、命が流れていく冷たさ、そのどれも一度も忘れたことはありません
いや忘れられないのでしょうか
初めての『人殺し』の感覚を...
怖かったとか辛かったとかそういうのでは無いんです
ただただ楽しくって、キラキラとしていたんです
私を誘拐し、解体しようとしたあの人の弄ぶ目から僕を憎む殺意の目に変わる瞬間、溢れ出る血の温かさ、彼の反撃による唸るような激痛、あのどれもが僕に生を実感させてくれる眩いものだったんです
あの時の感覚をまた得たい!けれどそんなことをすれば幸福であるはずの"私"という人生を壊してしまう
『欲の器に底はない、そして欲を満たす渇望こそが己を強くする』
古臭い書庫で読んだ、先祖の本
そこに書いてあった言葉を思い出す度に思うんです
"私"は"僕"を否定できないんだって
僕という異常...いや自分を認めることを今はまだ私は出来ません

《なおのちに認めたうえで、その人の思いや人生を切り伏せた分、僕を通し続けるという思想になりました》

「殺すことは悪です。どんな大義や理由があろうと、悪は悪です。その罪を誰かを殺して欲しい、誰かの為に殺したなどと他者に押し付けてはいけないのです。
どんな低俗な理由でもいい、他者の道を閉ざすならば、己の道に責任を持ち、その業を他者に押し付けて逃げるなどといったことはあってはならないのです。
...まぁ長々と語りましたが、最近のものに合わせて言うなら、生殺与奪の券を他人に握らせるなと言いたいだけです。まぁこれも持論ですがね」

一人称
▷僕(お家関連では私)

自分が思う自分の長所
▷飲み込みの良さ

好きな食べ物
▷団子、和食全般(特に魚)、おにぎり

嫌いな食べ物
▷唐辛子のような刺激による辛いもの

BESTご飯のお供
▷漬け物

趣味
▷馬の手入れ、読書、稽古など

好きな季節
▷冬(服が蒸れず、鍛錬に集中しやすいから)

好きな動物
▷馬

好きなタイプ
▷趣味が合う人、何かの要素で強い人、折れない人

睡眠時間
▷4時間(午前零時に寝て午前4時に起きる)

出身
▷茨城

コードネームは周りが決めたやつで本人は若干不満である。