黒髪。セーラー服。狐の面と和風ホラー作品に出てきそうな外見をした女性。物腰が柔らかく、好印象を与える性格をしている。だが、それはあくまで彼女が見せる表面上の人間性であって、彼女が孕んだ狂気が別に存在する。
　彼女が孕んだ狂気。それは自身に声をかける衝動そのものを神の言葉だと信じ、自分自身は神に救済され、獣へ落ちた者たちを神に代わって、救済する信徒だと信じていることだ。
　
　彼女には妹がいるが、過去のせいか常に家に引きこもっており、誰もその姿を見たことがない。しかし、彼女とは電話越しに会話をしており、彼女の活動の為に情報収集を代わりに行っている。

　地図に記載されていない村から上京した少女。UGNが追っていたジャームを単独で殺害したところをエージェントに発見される。これ以上、身勝手な殺害を抑制する目的もかねてUGNのイリーガルとして勧誘され、それからはUGNイリーガルとして活動している。

　UGNが彼女という存在を調べる為、エージェントの一人が彼女の故郷である村へと向かったが、そこには村だった名残以外のあらゆる痕跡が残っていなかった。のちに彼女の口から村の人たちは皆、自分が救済したと自白した。