とある温泉町で黎明期から続く温泉宿の跡取りとして生まれた。
（大きな宿ではないが、開拓者特権で源泉の一つを宿で独占している）

14の頃に見合いをし、左程もしないうちに二次大戦が勃発、徴兵に取られていった。
中国大陸で碌な物資の補給も得られずに戦い続け、弾薬が尽きたところでサーベル抜刀、玉砕突撃を敢行した。
本来はそこで死ぬところだったのだが、力への渇望と帰還の未練が強く、オーヴァードに覚醒。
戦友たちの遺したサーベルが全て折れるまで戦い続け、生還を果たした。
コードネームは当時敵から付けられ、畏怖されていた悪名である。

その当時はレネゲイドの知識は無かったが、戦場で時折能われる一騎当千の兵の話はまことしやかに囁かれていた為、
そういうものかと思っていた（後にそう言った兵で集められた部隊に所属。戦友と知り合うことに）

終戦後はしれっと地元に帰り、実家の温泉宿を継いで一般人となった。
それ以来順風満帆な生活を送っていたが、孫も出来、温泉宿の経営を息子夫婦に譲って引退したある日、
旧知の中であるフィン・ブースロイドと邂逅、本格的にオーヴァードの世界を知ることとなる。
その後、彼の紹介でUGN日本支部長である轟木源十郎と邂逅、UGNのイリーガルとして登録した。
本来は嘱託のつもりで本腰を入れるつもりはなかったのだが、コードウェル博士の帰還で揺れるUGNの一助となるべく
正式にUGNの職員として登録、支部を任されることとなった。

なお、どこかに出かける時は何時も妻に往って来ます（これから往きますが、必ず帰ってきます）と告げ。
往ってらっしゃい（「無事に（行って）帰ってきてください）と返事をもらっている。
これは二次大戦時の出征時から続く二人の習慣である。