容姿・経歴・その他メモ

紹介

「怪我は無い？……そう、ならよかった。後は私に任せてくれ。」

非常に柔らかい肉質と、体内と一部表面に侵食した｜橄欖《かんらん》石の結晶を特徴としてもつエグザイルのレネゲイドビーイング。常時は橄欖石の析出した部分をカモフラージュしているが、レネゲイドの力を最大限出力している時はカモフラージュが剥がれる。

桂舞酢市のUGN支部長を担っており、街の商店街に書店を構え、チルドレン達を店の従業員に装わせながら様々な任務を行っている。しかし、非常に過保護な性格であり、例え優秀なチルドレンであろうと無理な任務には向かわせることはなくその部分で少し疎まれている。

性格

「……授業参観？…いや、私は君の…母親では………お、おい泣くな……日程さえ合えば行くから…な？」

クールな様で感情的。感情的な様で冷酷。冷酷な様で母性に満ちている。
なんともまあ掴めない性格をしている彼女だが、表向きに見えるのは「物静かで時には厳しい選択も辞さない冷静な支部長」である。どのような場面でも表情を崩すことはなく、部下達に恥をかかせないためにと自分を取り繕っている。

ただ、彼女とある程度交流のある人物は彼女のことを「優しいお母さん」と表現している。というのも、彼女は過去の経験から「誰も傷つけたくない」という強い信念を持っており、それが巡り巡ってなんともまあ物腰柔らかい母性へと転換されている。

こんな性格になったのは、目覚めたばかりの自分を助けてくれたUGNの研究員を自身の関わった任務に巻き込んで殺してしまったこと、別の任務に当たっている際に協力した薬王寺結希に影響を受けたことが原因である。
誰も二度と傷つけることも、失うことも起こしたくない反面、UGNの支部長として毅然とした態度を取り続けなければならないことが、彼女のこの性格と二面性を作り出しているのだと考えられる。

見た目

「君、風船が取れないのか？…………よいしょ。はい、もう離すんじゃないぞ？」

一見すると高身長の身体付きのよい女性。長い黒髪が非常に綺麗で、それを後頭部で括ってポニーテールにしている。
しかし、レネゲイドビーイングとして一般人に驚かれないようにするための仮の姿であり、実際にウイルスの浸蝕が進むと皮膚の一部に鉱物結晶があられることや、髪の色が徐々に金色に変色し始めるといった非常に奇妙な特徴が現れ始める。

彼女自身、エフェクトを使用している際の外見についてはあまり好ましく思っておらず、かと言って取り繕っている自分の普段の姿についても「みんなを騙している」といった感覚に陥るためあまり好いていない様子。

また、｜片眼鏡《モノクル》はレネゲイドウイルスの浸蝕を可視化するスカウターのようなものであり、UGN日本支部から渡されたものだが、使い方はよく分かってないのでオシャレとして使っている。

｜遺産《レガシー》と悪夢

「済まない……昨日は寝付けなくてな、奥で少し休憩していてもいいか？」

彼女の所持「女神の盾」は目覚めた時から、自身の身の回りから離れることの無い呪いの装備のように振舞っている。なんのためにこれを持っているのか、何故持っていたのかは不明だが、「誰かを守る」という彼女の思想に取っては非常に都合が良いものなので、任務の際も重宝している。

しかしこの盾を使った日には必ず「悪夢」を見てしまうそうだ。悪夢の内容は決まって明晰夢であり、自分の意識もはっきりとしたままこんな風に聞こえてくるらしい。
「お前は罪人だ。神を裏切った。」「お前は殺した。多くの罪なき兵士を。」「お前には枷が着く。お前を抑え込む、苦しい枷を。」

シンドローム・エフェクト

「みんな行くぞ！！敵は恐れるに足らん！！！」

肉体を自由自在に操るエグザイルのエフェクトを豊富に活用する。自身の肉体の一部を骨格から変形させ、盾のように振る舞わせることや、その肉体をそのまま巨大化させることにより、戦闘の被害を最大限縮小させる戦法が得意である。
更に、自身の柔らかい肉質を利用して仲間を敵に投げ飛ばすことや、戦闘時の足場として肉体を変形させることで仲間へのサポートを行う戦法も得意とする。
また、レネゲイドビーイングとしての能力として、常に血流に流れている橄欖石の微小結晶を析出化させ、擬似的な外骨格として機能させることも行える。

以上から分かるように、彼女の戦法は自分自身を盾や囮として扱う「サポート型」の戦法であり、いつもは支部のチルドレンを守りながら戦場で指揮を執ると言った形で戦闘をしている。

また、エグザイルの効果で彼女の頬は異様に柔らかい。最近ギネス記録に挑戦しているようである。

コンセプト・経歴 簡易説明

百年戦争の際に神の声を聞いたことで殺戮の戦士にへと変貌したオルレアンの少女、ジャンヌ・ダルク。彼女は戦争中にイングランドにて処刑されることになり、その遺灰と遺骨はセーヌ川に流された。

それから600年が経過した今、海底に沈み鉱石に侵食された遺骨にレネゲイドウイルスが感染し、レネゲイドビーイングとして命を得た。命を得た奴はジャンヌ・ダルクの記憶を一部継承したままUGNに保護される。

それから様々な出会いを通し、日本の桂舞酢市支部長になった彼女はこの街の住民と日常、そして彼女に関わる全ての人物を守ると決意した。

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