ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

烏丸未麗 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

Imitation(イミテーション)烏丸未麗(からすまみれい)

プレイヤー:よるにふる

  「私は未麗。

     他の誰でもない、未麗。






            私は、私です―――

年齢
15
性別
星座
おとめ座
身長
157
体重
52
血液型
AB型
ワークス
高校生
カヴァー
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ソラリス
ウロボロス
HP最大値
30
常備化ポイント
8
財産ポイント
4
行動値
8
戦闘移動
13
全力移動
26

経験点

消費
+577
未使用
3
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 霊媒を生業とし言霊を扱う旧家、烏丸家の跡取り―――血筋の上ではそのはずだった。
旧家の令嬢
経験 不要なもの、汚点。それすなわち否定。“私”のすべては否定から始まった。
否定
邂逅/欲望 “私”が“私”でいいと肯定されたい。だからこそ、私は美麗を否定する。美麗であれとするものを否定する。
姉妹/肯定
覚醒 侵蝕値 ―――“私”を見て―――それだけが、望みだった。望むだけだった。
渇望 17
衝動 侵蝕値 だけど、知った。閉じこもっていたのは、自分だったんだって。だから、私は解き放つ。“私”は“私”を解き放つ―――
解放 18
その他の修正12 原初の黄、原初の白、原初の黒(3、3、3。原初浸蝕上昇合計=3+5+5。計13),パーフェクトキャンセラー
侵蝕率基本値47

能力値

肉体2 感覚1 精神6 社会3
シンドローム0+1 シンドローム0+1 シンドローム1+2 シンドローム3+0
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長0 成長0 成長3 成長0
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC2 交渉5
回避1 知覚1 意志 調達1
運転: 芸術: 知識: 情報:噂話1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス №03 変異種(イレギュラー) 《パーフェクトイミテイト》を取得
固定 (他人)』  烏丸美麗 執着 拒絶 OR タイタス化→ダメージ+10D
固定 竹中ハンベエ 執着 不安

メモリー

関係名前感情
追い求めた自分 “優那” 懐旧 もし、彼女のように。けれど彼女は間違いなく、自分自身だった。
烏丸の当主(父) 遺恨 もし、彼が縛られていなければ。
烏丸の嫁(母) 遺恨 もし、彼女が流されなければ。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
活性の霧 5 セットアッププロセス 自動成功 単体 視界 3
ラウンド間攻撃の[攻撃力+Lv*3]、ドッジダイスを2個減算。
原初の黄:鮮血の奏者 3 セットアッププロセス 自動成功 単体 視界 5
Lv点のHPを消費。ラウンド間攻撃の[攻撃力+消費HP*3]。
絶対の恐怖 5 メジャーアクション 〈交渉〉 対決 視界 3
[攻撃力+Lv]の射撃攻撃を行う。装甲を無視。
神の御言葉 5 メジャーアクション 〈交渉〉 対決 4 リミット
攻撃の[攻撃力+Lv*5]
無形の影 1 メジャーアクション 【精神】 効果参照 4
あらゆる判定と組み合わせ可能。【精神】での判定を可能とする。
原初の白:マシラのごとく 3 メジャーアクション シンドローム 対決 単体 7 80%
攻撃の[攻撃力+Lv*10]、判定ダイスを5個減算。
キリングパフューム 1 メジャーアクション シンドローム 対決 4 100%
対象はリアクション不可。カバーを行った場合ガードを行ったものとしてダメージ算出不可。
オーバードーズ 1 メジャーアクション シンドローム 4 100%
組み合わせたエフェクトの[Lv+2]
タブレット 4 オートアクション 自動成功 自身 至近 3
ソラリスエフェクトを使用する直前。エフェクトの射程を「視界」に変更する。
多重生成 3 オートアクション 自動成功 自身 至近 3 リミット
タブレットと同時使用。対象を[Lv+1体]に拡大する。タブレットの使用回数を1消費。
奇跡の雫 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 6 100%
対象が戦闘不能時に使用。[Lv*5]点のHPを回復し戦闘復帰。
原初の黒:時の棺 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 12 100%
判定を行う直前に使用。その判定を失敗させる。
覚醒の秘薬 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 2D10 120%
他のエフェクトと組み合わせ不可。対象に行動権利付与。自信を対象指定不可。
オールマイティ 1 メジャーアクション
リアクション
自動成功 4D10 120/Dロイス
あらゆる判定と組み合わせ可能。この組み合わせは失敗させることはできず実ダメージを軽減できない。
パーフェクトイミテイト 3 オートアクション 自動成功 自身 至近 3 Dロイス
対象エフェクト使用直前に宣言。《原初の●》で取得したエフェクトの[Lv+2]する。回数回復不可。
道化の出し物 1 メジャーアクション
リアクション
〈交渉〉 自動成功 範囲(選択) 視界
欺くための技術
麗しの容貌 1 常時 自動成功 自身 至近
美人。
雲散霧消 5 オートアクション 自動成功 範囲(選択) 至近 4
HPダメージ適用直前。対象が受ける予定のダメージ-Lv*5。ラウンド1回。
パーフェクトキャンセラー 1 常時
初期浸食+3。《雲散霧消》は追加でダメージを-2d10する。更に被ダメージ時、命中時の効果を無効化する。
アクアウィターエ 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 2D10 120%
シナリオ1回。HPをLv×10で蘇生
万象の虹 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 6
シナリオ1回。シーン内で使用されたエフェクトを取得。Lvは1となる。
解放の雫 4 イニシアチブ 自動成功 範囲(選択) 視界 3 解放、120%
ラウンド間、対象が行うメジャーアクションの判定+Lv*3
幻痛香 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 2
シナリオLv回。判定ダイス-3。1回の判定に複数回の使用可能。

コンボ

存在提議(反言:故に我在り)

組み合わせ
《活性の霧Lv5》《黄:鮮血の奏者Lv3+2》《タブレット》《多重生成》 《パーフェクトイミテイト》《黄:鮮血の奏者》【李代桃僵】を添えて
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
[LV+1]体
射程
視界
侵蝕値
14
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
30
100%以上
33
160%以上
36

自身のHPを5点消費。
対象の攻撃力上昇、ドッジダイス減少。対象は適用の可否を選択。

[>]解説
自らの存在に疑念を抱かせ、それへの反証によって対象者に“自身”を確固とさせる。それすなわち世界への存在告知。ここに在ると改めて定義させ世界に認知させる。認知が成ればレネゲイドの運用もまた、効率的なものとなる。但し対象の自己認知が成らなければ対象は自我を失う可能性がある。そのような事態を引き起こさぬため、未麗自身の血を鎖として命綱と成しているため、未麗の体力が減少する。

万象の言祝(真言:麗しきはここに在る)

組み合わせ
《絶対の恐怖Lv5》《神の御言葉Lv5》《白:マシラのごとくLv3》《オーバードーズ》《キリングパフューム》《無形の影》《オールマイティ》 《パーフェクトイミテイト》《白:マシラのごとく》 神通眼→《白:マシラのごとく》 【真紅の花吹雪】【神秘の焔】を添えて
タイミング
メジャーアクション
技能
交渉
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
29+4d10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
6+2+2+2
5
100%以上
6+2+2+2
5
120%以上(130~159)
6+4+2+2+2-5
5+2+1+3
153+2d10
160%以上
6+4+2+2+2-5
5+2+1+3
169+2d10

射撃攻撃。装甲無視、リアクション不可、エフェクトによるダメージ軽減不可、判定失敗系エフェクト無効。

[>]解説
抑圧されてきた自己承認。それを開放して時間や空間、万物諸々に対して未麗が“自分はここに在る”と訴えかけ、それを万物に許諾されることで祝福は成る。そして祝福は呪いと表裏一体。未麗を否定し存在を脅かすもの―――すなわち敵対者は、万物に否定され、存在を揺るがす呪をその身に受ける。いわば時空間諸々による”否定”がそのものに降りかかる。たとえ存在崩壊に至らずとも、未麗がここに在るという証はその身に刻まれ、かの者の命の末に祝福の華となる。

防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
強化服 1 1
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
真紅の花吹雪 0 50 「技能:<RC>」あるいは「技能:<交渉>」の攻撃の命中判定の直前に使用する。
   その攻撃で1点でもダメージを与えた場合、対象が次にダメージを受けた時そのダメージに等しい点のHPを失う。
   ただし、上限は「この効果を使った攻撃によりあなたが与えたダメージ」点まで。
   また、この効果を組み合わせた攻撃の対象は単体となり、単体から変更できなくなる。
   この効果は1シナリオに1回まで使用出来る。
神通丸 0 15 通常効果:お前が判定のダイスを振った直後に使用する。その判定のダイスすべてを振りなおす。
     このアイテムはお前が判定を行なっている最中にも使用出来る。
強化効果:通常効果の代わりに、お前がエフェクトを使用する直前に使用する。そのエフェクトのレベルを+2する。この効果で最大レベルを超えても良いが、使用回数は増加しない。
     複数のエフェクトを組み合わせている場合、その中の一つを選択すること。
デモンズシード 3 →《タブレット》
思い出の一品 1 《意志》判定達成値+1
ボイスチェンジャー 2 《交渉》判定達成値+1
メモリアル ロイスとアイテムを指定。所持している場合指定キャラクターに対する交渉ダイス+1。選択ロイス→『烏丸美麗』 アイテム→【潰されたチョコレート】
選択授業:心理学 意志、交渉の判定の達成値を+2
思い出:潰されたチョコレート あなたがバックトラックのダイスを振り終えた直後に使用する。あなたの侵蝕率を更に-5%する。
   この効果は1キャンペーンに1回まで使用できる
2コマ目:心理学 あなたは通常効果に加えて、<意志><交渉>の判定のダイスを+2個する。
3コマ目:レネゲイド基礎Ⅱ 通常効果:バックトラックのダイスを振る直前に使用する。あなたの侵蝕率を-3%する。1シナリオ1回。
4コマ目:射撃術   通常効果:あなたが行なう射撃攻撃の命中判定のダイスを+2個する。
コネ:衛藤ロア 0 5 指定→強化服
『出張!どこでもお祭り!』 15 効果:イニシアチブプロセスに使用する。シーンの任意の場所に「シズコの屋台」を登場させる。
   「シズコの屋台」はHP50と装甲値10を持ち、攻撃に対するリアクションは一切行えない。
   エネミーに対しては移動を妨害するもの(基本ルルブ①P237)として扱う。
   また、PCが攻撃されたとき、1メインプロセスに1回のみカバーリングを行なわせることが出来る。
   「シズコの屋台」はHPが0になるとシーンから消滅し、使用したPCはシズコの怒りを買う。(データ的な意味はない)
   この効果は1シナリオに1回まで使用出来る。
『李代桃僵』 35 ットアッププロセスで使用する。シーンに登場している任意のキャラクターを対象とする。
     そのラウンドの間、対象が行なう攻撃の命中判定のダイスを+3個、達成値を+8し、その攻撃に組み合わせたエフェクトの侵蝕値の合計を-1(最低1)する。
     この効果はあなたを対象にできず、1シーンに1回まで使用できる。
強化効果:あなたが通常効果を使用した際、「タイミング:セットアップ」で使用するエフェクトをさらにもう1回使用できる。
『黒贄』 30 解説:放つエフェクトに霊的触媒を込めて、相手に定められし苦痛を与えていく呪術。
   お前が魔眼使いであるならば、静止した時の中でより強い呪いを刻み込むことが出来るだろう。
通常効果:お前がエネミーに対して「難易度:自動成功」のエフェクトを使用した直後に使用する。
     エフェクトの対象となったエネミーからひとりを選ぶ。そのエネミーが次に受けるダメージを+3d10する。
     この効果は1シナリオに3回まで使用できる。
強化効果:通常効果において、お前が使用したエフェクトが《時の棺》である場合、そのエネミーが次に受けるダメージをさらに+3d10(合計+9d10)する。
『神秘の焔』 10 効果:あなたが取得している射撃攻撃を行なう「技能:<RC>」か「技能:<交渉>」のエフェクトを1つ選択する。
   そのエフェクトを用いた攻撃の攻撃力を+2d10する。
→指定:絶対の恐怖

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
30 12 454 163 45 704 3/707
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

キャンペーン中の成長とか諸々

マリア先生の選択授業

1コマめ:心理学
 通常効果:あなたが行なう<意志><交渉>の判定の達成値を+2する。
2コマめ:心理学
 2コマ目効果:あなたは通常効果に加えて、<意志><交渉>の判定のダイスを+2個する。
3コマめ:レネゲイド基礎Ⅱ
 通常効果:バックトラックのダイスを振る直前に使用する。あなたの侵蝕率を-3%する。1シナリオ1回。
4コマめ:射撃術
 通常効果:あなたが行なう射撃攻撃の命中判定のダイスを+2個する。
5コマめ:射撃術
 通常効果:あなたは通常効果に加えて、更に射撃攻撃の命中判定のダイスを+2個(合計+4個)する。
6コマめ:射撃術
 通常効果:あなたは通常効果に加えて、更に射撃攻撃の命中判定の達成値を+3する。

バレンタインの思い出

思い出:潰されたチョコレート
必要経験点:0
種別:その他
解説:バレンタインに贈られたチョコレートを食べた時の思い出。
   可愛らしくラッピングされた手作りチョコレート。お洒落な箱に入った高級市販チョコレート。
   それらが、皆ひとしくぺしゃんこに押しつぶされていた。強い"重み"を加えられたかのように。
効果:あなたがバックトラックのダイスを振り終えた直後に使用する。あなたの侵蝕率を更に-5%する。
   この効果は1キャンペーンに1回まで使用できる
 
成長計画  黒贄  アクアウィターエ 巨人の影


設定集

金が地毛。黒に見せていたのはパーフェクトイミテイトによる影をまとわせていた故の黒。
空色。それは母の色。そして妹との決定的な違い。烏丸に縛られし黒ではない、空の色。
白磁。何物にも染まらぬ白色。美しく麗しい白磁の肌。
テーマソング
レット・イット・ゴー~ありのままで~

みれいちゃん物語(生い立ちの簡易説明)

烏丸家当主「なんや明らかにワイの子やあらへん色もっとるのが生まれたんやが?お前浮気しとった?」
烏丸家嫁「しもた、浮気バレてもうた。てか烏丸の色継いでないほうが正当な血統とかマジか。まぁええわ。色もっとるほうをあいつの子やいうとけば何とかなるやろ(DNA鑑定書改ざんぽちー)」
烏丸家当主「ま、浮気はええわ。ちゃんとうちの色の子供産んだならまぁ許したるわ。うち名家やし放り出したら面倒やから、浮気もんの子やろうと育てたるわ。髪染めさせれば影武者くらいにはなるやろ。まぁそれはそれとしてむかつくから虐めたるがな」
烏丸家嫁「追い出されずに済んでよかったわ。けど当主、実子のほうを虐めとるwwwまぁええわ。おもしろそうやからワイもいじめとこwww」
美麗ちゃん「両親にならって姉ちゃん虐めとったけどあかん、ワイのほうが浮気相手の子やんけ。バレる前に逃げとこ。それでどっかでええ男でも捕まえるで」

未麗ちゃん「……(´・ω・`)ワタシヲミテ」

烏丸美麗→烏丸の美麗として、烏丸のモノとして。だからこそ、美麗である自分を見てほしかった
烏丸未麗→未麗は罪の象徴、故に存在を許されない。美麗であることを求められた。
父親が違う双子について→三枝姉妹参照

詳細説明

烏丸家

→平安から続く旧家であり、名家として存続している。けれどここ数世代は優秀なオーヴァードを排出できずにいた。そんな中高い適性を持つ子が生まれたが、その待望の子供に血縁問題が発生。血筋を重んじるが故、”正当な子供”に対して強く「烏丸」であることを求めることになる。現状残る烏丸の痕跡は「黒」それ一点。それ故「烏丸」であること=黒くあること。そのためシンドロームの発現が見られたとき、バロールであった美麗は「やはり正当な血筋の子供」としてうけいれられたし、ソラリス(ウロボロスは後から生えてきた)であった未麗は「やはり忌み子である」蔑まれた。

烏丸の言霊術

→本来烏丸の言霊術とは、言葉を用いて空間に働きかけ、その対話をもって物事を成す《交渉術》での現象の発現のことをいう。血筋と家柄しか残ってないがらんどうの烏丸にとって、その技は文献に残るのみだった。けれどその烏丸の技を、本来《交渉術》を起点として成す烏丸の技を《RC》で発現させた烏丸美麗はまさに天才と言える。

烏丸の言霊術の本質と子供の教育

→肯定だけでなく、否定だけでなく。受け入れたうえで意志をもって自己を確立する言葉と成すこと。それこそが烏丸の言霊術の本質なり。そう書物には記されている。けれど現当主などは、これの全文をみずに前半部分、「他者を受け入れること」だけを取って子供たちの教育とした。その結果、他者を肯定する自分はすべからく肯定されて当然だという、自己が肯定されるために他者を肯定するという行き過ぎた自己肯定を持つ烏丸美麗が生まれた。対して未麗に至っては徹底した人格否定により自分を保つことが精いっぱいで自己の発現ができなくなっている。
自己はある、けれど発露ができずにうらやむことしか、ねたむことしかできていない、”確固とした自分”が確立できない。それを成すには自分が受け入れられること。美麗としてではなく、未麗として。だからシャーレの皆には肯定を示す慈愛を、そして隔意を。未麗が未麗でいられたであろうアビドスの面々には執着と疎外感を。(本来そこにいるはずだったと、未麗として在るはずだったという感情)

はんべえくんへの未麗の感情

→美麗であることを求められ、美麗として過ごしていた百鬼の中でかれだけには未麗であることを知られている。そのため彼は厄介な相手であると同時に、未麗が未麗であることを見てくれた人でもある。だから彼を前にするとむすーっと子供のように膨れるし、辛辣な態度をとる。けれど結局は彼の願いはきく。いわば彼に対してはイヤイヤ期(自己主張が激しくなる2歳前後のこと)の子供みたいになるということである。

烏丸未麗という人物


私は否定する。“私”を構成するものを否定する。
私は否定する。“私”の存在を否定する。
私は否定する。“私”が私であることを―――

双子、それは忌むべき存在として扱われていた。けれどその時は今や昔。そのような風潮はすたれて久しい。
時に、古くから伝わる由緒正しい家系というのは様式を尊重する。年始やお盆のならわしなど、古来から続くものを尊重し続ける。―――そしてまた、忌子の存在も。
その旧家に彼女たちは生を受けた。言霊による霊媒を得意とする旧家、烏丸の家に。
その彼女たちは名前をもらう。未麗と美麗。どちらも同じ、ミレイという名前を。
美麗の名前をもらった妹は、旧家の血筋にふさわしい父親譲りの黒髪を。
麗しきに至らずと、生まれながらに姉は失格の烙印を押された姉は、母親譲りの見事な色素の薄い金髪を。

その金髪をもっていたからこそ、彼女だった。烏丸の血筋を証明する黒ではなかったから。そしてそれは母親の過ちの証明でも、あったから。
父親の違う双子。彼女たちはそれだと判明したのはDNA鑑定という科学的な証明が行われたしまったから。母の罪の証として生まれ落ちたとこの時定められてしまった。
そこからだった。未麗のすべてを否定される毎日が始まったのは。
笑っても否定され、泣いても否定され、容姿も、言葉も、性格も、未麗の存在のすべてを否定されながら育ってきた。そのような環境で情緒が育つはずもなく、人形のような少女が出来上がる。
そしてその否定の毎日は小学校に通い始めてもまだ続く。
体面のためにテストでいい点を取るように言われそのようにしても、美麗よりもいい点数を取るなと否定された。
体面のために徒競走でいい順位をとるように言われそのようにしても、美麗よりも早く走るなと否定された。
かといってあからさまに手を抜けば、それこそ烏丸の家をこれ以上汚すなと叱責される。八方ふさがりの四面楚歌。
「やることなすことぜーんぶ否定されて、対してあたしはぜーんぶ肯定される。でもしょうがないよね?それがお母さまの罪として生まれたあんたの役目なんだから。それがあんたの、未麗の役割なんだから。残念ね?あんたが美麗になれなくて」
それを聞いたとき、未麗は思った。『ああ、私が彼女に、美麗になればいいんだ。』それが彼女の覚醒だった。『美麗になる』。その願いにこたえたレネゲイドウイルスは未麗を美麗たらしめんとする。答えたのはウロボロス。美麗になって未麗を守る、自己の保存のための願いにそれは励起した。
生半可な力ではなりきれない。覚醒したそれは願いに合わせて変異する。未麗としての”私自身”を守るために、美麗への完璧な模倣を願って。そうして未麗にソレは根付く。模倣に特化したウロボロスの変異種として。
それからだ。学業も、運動も、すべてを美麗と同じくした。それはまさしく本物と見まごうイミテーション。そんな生活は中学卒業で終わりを告げる。高校は別。だから、偽物の生活はもう終わり。高校生になればきっと、そう思っていた。
成人後は家から出ることが決まっている未麗。就学に関しては家のメンツのために学費などはだしてもらっていたが、義務教育を終えて次に進学するのは高校。美麗は百鬼に、そして未麗はアビドスに。烏丸の家を継がぬものに学費はかけていられないという選択であった。
けれども、終わると思っていたそれは続くことになる。入学式をおえても美麗が帰宅しないのだから。書置きも何もない忽然とした失踪。そも、百鬼とは巫女や霊能者も集う学園。烏丸もまたそのうちの一つ。故にこそ、そこには旧家の繋がりも関係してくる。入学を終えた次の日から不登校など、旧家である烏丸には許されぬこと。

―――未麗の、未麗としての学校生活は入学初日で終わりを告げた。「I am not it I―――」私は“私”ではない。イミテーションのアナグラムを風に攫わせながら、美麗となった未麗は門をくぐる。百鬼夜行と名のついたその門を―――

烏丸美麗という人物


キャンペーン開始時点ですでに蒸発済
血液型はO型
行方不明なのは姉となっている
恋の重圧をバロールの力で再現する
全肯定系少女
ただし肯定を基にする根本は「他者のことなどどうでもいいから」
姉についてだけは別。否定を基にする。
いまの自分の立場があるのは姉がいるからだとわかっているから。そしてまた、自分自身が姉の立場になっていてもおかしくなかったから。
だからこそ、自分の立場を確固とするために姉を否定し自分の価値を高めることに執心している。自分のことは他者と違ってどうでもよくないから。
そのゆがんだ環境に身を置かれていたことで『否定』が形作る歪みを認知しており、人一倍否定されることを恐れている。
けれど、その否定される要因である、母の罪の証が本当は自分であることを中学時代に血液型から察しを付けてしまっている。
自分は肯定されるべき存在。だからこそ、自分のいる立場こそが正しい。そしてその立場とは自分が一番楽しめる場所。自分が一番愛される場所。
だからこそ、自分を否定する可能性がある場所、つまり家のことなんてもういらない。そう考えたため失踪する。
つまり「自分の価値を高めて持ち上げさせるという行き過ぎた自己顕示欲と自己愛のために、周囲を全肯定している無関心系妹」

変異種

欺くことに特化して変異したモノ。その能力は容姿の変容だけにとどまらず、認識誘導、発言修正(時折出ていた文字化け表現)、そして特に強く発揮されていたのは文書改竄である。(未麗の認識外のものでも個人情報が明記されたものは改竄する。能力を数値としてあらわし、本来ウロボロスとして明記されるべきモノであっても改竄する。)故に彼女はプリテンダー。
そのため『美麗』として過ごしているときはそちらに集中しているため変異種としての能力は使えない。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
79
初期、EE、能力、メモリー
80
ユニーク、追加ユニーク、追加ユニーク2
330
総合
88
PL経験点

チャットパレット