銀髪碧眼の少女。
整った容姿ではあるが，肌や髪が病的に白く，悪目立ちしがち。
そのため，愛用の黒パーカーを常に被っている。
これは他人の視線の量を減らして，自然体に過ごせるだけ，距離を離したいという表れ。
性格は，面倒くさがりで楽観的，負けず嫌いである一方，身内の喪失を人一倍恐れる。
パーカーに隠れているが，しなやか且つ鍛えられた肉体を持つ。
服装は動きやすいショートパンツコーデを好む。
好きな料理は，蜂蜜多めの出来立てのホットケーキ（霧咲家で初めて食べた甘味）。

FHの実験で生まれた被検体（GM指定の制約有）。
だが物心つく前，施設を襲撃したUGNエージェントの男女（霧咲夫妻）に保護され，その養子となる。
名前が付いたのもその頃で，名付け親は霧咲母。
義弟含めた4人家族となり，始めはぎこちなさがあったものの，徐々にお互い打ち解け，大事な家族になる。

中等部時代，両親の任務時の死亡を告げられる。
以降，喪失のショックによる悲しみと，遺された義弟との接し方が分からなくなり，一人引きこもる日々が増加。
そんな様子を見かねて，義弟が両親のエージェント仲間にコンタクトを取り，交流が増えることに。
亡き両親の知らない思い出を聞いたり，変わらぬ義弟と接するうち，少しずつであるが立ち直る。

その後，渋い顔をする義弟や大人もいる中，オーヴァードになる決意をする。
その理由は両親の最後の任務の未解決部分を終え，未だ残っている過去のしこりを綺麗に清算し，前を向いて生きるため。
義弟と共にUGN日本支部に移り，支部長の霧谷許可の元，HO3に師事して幾月，指折りのUGNチルドレンになる。
HO3のことは先生であり，いつも冷静沈着な頼りになる姉的存在に感じている。

数年後，訓練と座学と任務を繰り返すうち顔見知りも増え，UGN日本支部がすっかり第二の家に。
実績や信頼を得たこともあり，霧谷にHO3と共にO市支部への異動を命じられる。
家を離れる寂しさはあったが，勝手知ったる義弟やHO3らとの新しい生活を楽しみ始める。
そして，任務の無い日はちょっと目立つ1高校生を演じながら，霧咲夫妻の仇の噂を探す日々を過ごす。

蛇使い座のシンボルが入った，試製版ゾディアックウェポンを得物に持つ（GM相談済み）。
この試製版は1本の長剣だったが，過去に折れたことがあり長らく放置されていた。
それを鍛造し直され，2本の短刀に分離可能な1本の短槍に作りなされた。
しかし，使用者である彼女はこれを槍として扱うことはせず，2本の短刀として使用している。

キュマイラの恵まれた身体能力を駆使した体術（投げ）と，短刀2本の斬撃が主軸のインファイト型。
戦闘時は彼女の周囲はレネゲイドの黒霧が発生する。
これは攻防一体の技であり，追撃時やカウンター時，凝固して無数の黒い刃や突起物になり敵対者に襲い掛かる。
立体運動に多様なエフェクトと，多大なカロリーを消費するため，戦闘後のドカ食いで補充している。

【シナリオロイス】HO1
【推奨感情】〇P：庇護/N：悔悟

UGN日本支部からの召集により、HO3と共にFHセル「スペリオル」の研究施設への襲撃作戦に参加したキミ。
謎のFHエージェントとの戦闘を余儀なくされたHO3と別行動となり、日本支部のエージェントと共に研究施設の奥へと辿り着く。
そこで回収したのはいくつかの「黒い色をした錠剤」が詰め込まれた小瓶と、「何かの黒い破片」が入れられた小瓶の2つだった。
同時に複数鳴り響く爆発音と、どうこからか湧きだしてきたジャームの集団に襲撃され、襲撃舞台は混乱に陥る。
キミは日本支部のエージェントに命じられ、土地勘もあり比較的近い場所にあるO市支部への撤退を命じられる。
追手との戦闘を繰り広げながらなんとかO市まで辿りついたものの、支援のエージェントは居なくなりいつの間にかキミだけ。
キミ自身も傷付き体力の限界を感じ、異様さを感じる追手から逃げ切り市支部まで辿り着けるかは怪しい。
転がり倒れるように飛び出た脇道で偶然出会ったのは、急に目の前に現れた傷だらけのキミに驚きつつもこちらを慮るHO1だった。
咄嗟の判断で回収した小瓶2つをHO1に託すことに決めたキミは、簡単な説明と報酬を提示し小瓶を押し付け来た道を戻る。
追手の陽動のため来た道を引き返していくキミはふと、今は亡き両親もこんな気持ちだったのかと思いを馳せた。

キミはオーヴァードの両親から祝福されて生まれてきた、UGNチルドレンだ。
覚えていることもあれば覚えていないこともあるが、周囲の大人たちは皆、キミが両親にとても愛されていたと教えてくれる。
両親もまた、UGNに所属する優秀なオーヴァード"だった"。
今から５年前、彼らは任務の際に遭遇したオーヴァード、あるいはジャームによって殺害された。
両親の死後、周囲の人々はキミにとても親身になって接してくれた。
UGN日本支部は、キミにとって第二の家であり家族である。
光もあれば影もあることは理解しているが、UGNという存在はキミにとって大切なものだ。
今ではすっかり歴戦のUGNチルドレンとなったキミは、少し前からO市という地方都市支部に所属している。
頼りになる支部長と仲間に囲まれ、支部のエースであるキミは日夜人々の平和を守っている。
志半ばで倒れた両親の分まで、キミが世界を守るのだ。

両親の仇の詳細は不明だが、現在ではウロボロスシンドロームのオーヴァードだと推測されている。
仇は未だ見つかっていないが、機会があればその正体を突き止め仇を討ちたいと思っている。

キミとHO3は、UGN日本支部からの依頼によりゼノスとの合同作戦に参加することになる。
コードウェル博士の帰還により増加傾向にあるウロボロスシンドロームを、意図的に増加させているというFHセルへの襲撃だ。
UGN日本支部の精鋭部隊やゼノスからの増援と共に、キミとHO3はS市で見つかったFHセル【スペリオル】の研究施設へと赴くことになる。

※オーヴァードへの覚醒タイミングは任意とする。
例)生まれた時から、両親の死を聴かされた時など

指定ワークス：UGNチルドレン