容姿・経歴・その他メモ

「怖いなら、怖いって言っていいからね？」

おおらか、物腰穏やかな警察官の青年。
当たり前のことを当たり前のように扱い、他者には隔たれなく接す、いわゆる好青年的な振る舞いを日頃からこなしている。

「特調」と呼ばれる、いわゆる公安警察配下のレネゲイド事件部門の所属である。UGNとの協力体制にあたり、交渉役もしくは協力者として事件に臨むことが多く、彼なりに良好な関係を築いていた。
和を重んじで、事なかれ主義者のように見えて、一度決めたことはなんとしもやり遂げてみせる恐ろしい意志の持ち主であり、そのために的確に手段を選ぶ頭のキレる人物でもある。もっとも「特調」の室長はUGNもオーヴァードのこともよく思ってないはずだが、彼は持ち前の根性と機転の良さで食い下がり、いくつか手柄を挙げてきたことから室長の態度を軟化させ、現場のことをある程度任せてくれるほどに至った。

もっとも彼は本来、そういった野心的な人物ではなく、子供の頃の夢が「お巡りさんになって、毎日交番の前を通る子たちと挨拶して、お家に帰ったらそれを家族に話す」ぐらいのものだったが、弟と一緒にいる時に襲撃事件に巻き込まれたことをきっかけに出世を目指すようになる。弟に怖い想いをさせた無力感と、家族のことになればとことん冷淡な父親への憤懣が半々。
ちなみに弟もオーヴァードに覚醒してUGNイリーガルとして活動しているが、兄のことについて一切知らされていない。

オーヴァードとしての異能はノイマンシンドロームによる思考能力の向上、それ以上でもそれ以下でもない。少なくとも本人曰く「より少し頭がキレるようになって、射撃の腕が上がった」ぐらい。

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