彼は"オーヴァード"である。
生まれつきか、
どこかで感染したか、そうなった経緯は定かではない。

彼の元にはいつからか"リリィ"と名乗る少女が現れ、自分の周りを浮遊しながら話しかけてくるようになった。

リリィは "オーヴァード"、
"レネゲイド"について教えてくれた。

彼は普段と変わらない、いつも通りの日々を過ごしていた。
しかしそれはSoGが起こしたテロによって崩れ去り、
巻き込まれた彼は目の前で大切な人を失ってしまう。
それにより彼は覚醒。
その後、RBと化した街の力によってその記憶を忘れ、その力で再現された街で当たり前の様に暮らしていた。

その作られた日常が裏で少しずつ崩れ始めていたある日、
この街で失踪した仲間を探しにきたエージェント2名の協力によって人々の記憶を喰らい、夢を見せ続ける街の暴走を止めることができた。

彼は[記憶]と[大切な人]を取り戻し、
街一つを巻き込んだ大きな事件は幕を閉じたのだった。

その後は、テロによって家族や家が無くなってしまった彼女を自分の家に居候させる形で共に暮らしている。
今は復興しつつあるF市の高校に通いながらその支部のUGNのイリーガルとして生活しており、「争いや差別の無い世界を作る」という彼の理想もあって、レネゲイドのトレーニングや任務にも積極的に参加している。

自身の大切なもの、他の誰かの大切なものを守るために。

彼が目を覚ますと、そこはいつもと特に変わらない世界。
しかし、この世界にはUGNやFHなどの組織は愚か、
"レネゲイド"そのものが存在していない世界だった。

そこで出会った"織田 正義(おだ まさよし)"という少年と共にしばらくその世界で生活する事になる。

そんなある日、
突如街にジャームが出現。
廃ビルに逃げ込んだジャームを討伐した際、
何故かワーディングが何らかの力よって意味を成さず、その一部始終を一般人に見られてしまう。

その後幾度となく起こるジャームによる事件を解決していく内に、世間からは英雄だ何だと持て囃される様になった。

当然彼は本意では無かった...
何故ならこんな力が世に知れ渡れば後に...

そして彼の思った通り、人々の憧れは徐々に"未知への恐怖"へと変わっていった...


そしていつも通り事件を解決し、
元の世界に帰る方法を探していた際、
テレビではいつも通り琉叶についての報道がされている。
しかし、その時されていたのは、
怪物が現れたのも"あいつのせい"だ"自作自演"だ等といった内容のものだった。

だが、"正義"だけは彼の味方だった。

警察や市民に追われながら何とか逃げ延び、
ついにこの事件の黒幕へと辿り着いた。

この世界は『ヒーロー』というジャームによって作り出された世界であり、彼の過去を再現したものだった。

敵の攻撃で正義は命を落としてしまうが、
その後覚醒し、共に『ヒーロー』を撃ち倒す事に成功した。

事件は無事に解決し、
共に戦った仲間(親友)に別れを告げ、
琉叶は元の世界へと帰ってきたのだった。

現在は大分復興も進み、
あの事件が起こる前のF市が戻りつつある。

UGNでは母の後輩であり親友でもあった"氷川 優"と共に任務を遂行している。(幼少期はよく母に会いに来ていたが、最近は忙しくて様子を見に来られなかったらしい)

彼の母が死んだ理由

彼の母は"天使のRB"であり、
件のテロに巻き込まれた際、琉叶を守るため戦った。
しかしその後、琉叶はユリ(大切な人)を目の前で失い覚醒し暴走。
彼女は実の息子と戦い、なんとか暴走を止めることには成功した。
だがSoGとの戦闘もあったため侵蝕によって身体が限界を迎えてしまう。
死ぬ間際に彼女は、琉叶を親友に託しこの世から去ったのだった。
この事実を知るのは、彼女の親友とUGNだけである。