咲楽第一中学校の風紀委員長をしている男子生徒。
剣道部に所属しており、成績優秀かつ素行優良な模範生。
ただ運動神経は特筆して良いという訳ではなく（【肉体】1）、剣道部での実力は中の下。

性格はバカがつくほどの大真面目。一周回って真面目バカ。
校則違反者は厳しく取り締まるし、自分の一日の生活ルーティンを分刻みでつけている。
その癖なんだかんだお人好しな所もあり、最も身近な立派の対極にある大人が押しかけてくる日常を何だかんだ言いながら受け入れて世話をしてしまっている。

こうと決めたら曲げない頑固なところがあり、それでいて行動力もあるので時に空回りすることも。

非オーヴァードだったが、「カノン」と名乗るレネゲイドビーイングが起点となった一連の事件に巻き込まれ覚醒。
刀による白兵戦を得意とし、高速で広範囲を切り刻む。
当初は剣道部で使っていた竹刀を用いていたが、UGNの手で特注の日本刀が用意された。

戦闘中に集中が持続しない為初撃に限るものの、極限まで集中した一振りは驚異の一言。
周辺一帯を纏めて斬れるほどの速度を手に入れた。

田舎というほどでもないが都会でもない、そういう地域に生まれた彼は、不自由なく健康に育った。
かつて目指していたのは「立派なヒーロー」。
困った声には必ず手を伸ばし、弱きを助け強きを挫く。テレビのヒーローが持つ、そんな立派な心根に憧れていた。

しかし、高学年になるとヒーローを目指すことが『ダサい』『子供っぽい』という風潮がクラスに蔓延する。
それによって大恥をかいた彼は、二度と笑われないために『立派な大人』を目指すようになる。
そうと決めた彼の行動は早く、単身で東京の中学校を受験し、上京して一人暮らしを始めた。

ところで、東京で初めて会った大人がアレなのは立派な大人を目指して東京に来た人的にどうなんだろう。

乱舞の刃