容姿・経歴・その他メモ

【容姿・性格など】
艶が少ない、重めな黒髪。毛先は丁寧に切り揃えられ整えられているものの、両側に少しだけどうしようもなく跳ねた箇所が出来てしまう悩みを抱えた、お年頃の「普通の」少女です。
下がり眉、垂れ目、締まりなく緩んだ口元。顔の雰囲気は柔らかすぎて印象に残りにくく、平々凡々としています。
しかし、青みを帯びた瞳は熱烈なまでに人を見つめることがあり、それはどうしてか凍えそうな程冷たく感じさせてしまうかもしれません。
自分から離れようとするひとに、まるで咎めるような目をするのです。

「どこに行くの？」
「置いていかないで」


「ずっとここにいて」


そう、言いたげな。


性格は、どちらかと言えば活発な方です。様々なことに手を伸ばしたり足を運んだり、大抵のことには意欲的に取り組みます。
嬉しいことには笑い、悲しいことには泣き。憤りを感じれば怒る、敵意を向けられれば敵意を返す。
自分の気持ちに素直で、感情表現も豊か。噂を耳にしてはこそこそと声を潜めてお喋り。
口を開けば「あきちゃん」「あきちゃん」と妹のことを呼び寄せ、その腕にしっかりと絡みつくよう抱き着いている…俗にいう、「シスコン」です。
成績は中の中。良くもなく悪くもなく。
可もなく不可もない一生徒として、普通の少女らしく日々を過ごしています。

とある"悪癖"を一つ除けば。


好きなものは「あきちゃん」
嫌いなものはかくれんぼ、鬼ごっこ、一人になること

一人称：私（わたし）
二人称：貴方、君
妹のことは、「あきちゃん」と呼んだり、「あき」と呼び捨てたり。


「私はふき。花城 ふきよ。よろしくね」
「私ね、妹がいるの。あきちゃんって言うのよ。猫ちゃんみたいに凛としていてね、でも私には寄ってきてくれるの。可愛いでしょう？私、あきちゃんのお姉ちゃんなの」
「かくれんぼも…鬼ごっこも、嫌い。だって、鬼になったら皆逃げていってしまうじゃない。子になっても、鬼から離れなければならないなんて…」
「背を向けるのも、向けられるのも、嫌よ」

「ひとりきりは、寂しいわ」


悪癖…「寂しがり屋」

一人でいることを酷く嫌っています。かくれんぼや鬼ごっこで鬼になるのも、子になるのも嫌。何かが自分から離れるということに対して恐怖を抱く程嫌がります。
それは時に、「自分から離れないようにするためなら何でもする」という頭一つも二つも飛び抜けた狂気と暴力性を含んでいます。
大好きなおもちゃを奪われそうになったら、おもちゃを壊して持って行かれないように。
大好きなあの人が離れていきそうになったら、すぐさま捕まえて置いて行かれないように。
それでも離れようとするのなら……、…………。

「私、貴方のことが好きなの。……大好きなの。離れてほしくないの、ずっと一緒がいいのよ」
「これって愛でしょう？愛よね？愛なのよ…恋でもあるのかしら」
「ねぇ。ねぇねぇ。…ねぇ、お願いよ」
「どこにもいかないで。置いていかないで」


平和で、平凡で、平均的で。常に満たされている平坦な人生。
何かが欠けるのは酷く怖い。

私が、私じゃなくなる気がして。



【メモ】
誕生日：12月14日
誕生日花：フキザクラ（青）「喜び」「いつも快活」「悩み多き恋」

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