容姿・経歴・その他メモ

　7歳の時、ジャームが起こした事件によって親を失いUGNへと入った青年。それ以降、訓練をしてチルドレン
として活動を行っている。

　生まれてきた時からのオーヴァードで、当時は心臓を操作することで血液を通して自分の身体を高度に制御し、機械じみた
動作を行える能力を持っていた。本来なら不気味がられるであろうことをしても、それを親は気にしなかった。とはいえ、その行動を他人の前でしないようにという躾はしていたが、それもあくまでも緋路が差別などをされないために言ったのであり、緋路自身もその行いを理解していた。自分の身体が、他人とは違うということに実感を持たないまま。

　5歳の時、旅行の際にジャームが起こした事件に巻き込まれる。彼自身はオーヴァードとして覚醒していたため、なんとか生き残りエージェントに助けられたが、親は失ってしまった。親を見捨てた―――、そんな罪に駆られそうになるも助けたエージェントがそれを否定。「親はお前に生きてほしいから逃がしたんだ。」という言葉によって罪を払拭。それと同時にそのエージェントにあこがれることになる。

　数年後。彼はエージェントを目指し、ひたすら訓練に励む。同じような境遇の子供を救わんとひたすら任務に
没頭した。彼の血液の制御は、若いのにも関わらず極みに達した。同じような子供を救った。

　しかし、まだ彼はUGNの表側しか知らない。
綺麗な物しか知らない。そのきれいな理想の下にいくつもの犠牲と屍、腐臭あふれる現実があることを、彼は
まだ理解していないのである―――。

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