『頭』-
長女。小〜中学生程の少女の姿を取る。“唯一人の群”という群において最初に自己を確立した人格で、最もよく表に出ている。
一人称は「あたし」で性格を一言で表すなら上から目線で死ぬほど我儘。付け加えるとその上子供っぽく、気紛れ。
料理、絵画、音楽…人の生み出す物を至高の芸術として捉えており、それの収集や鑑賞が趣味。その為上から目線ではあるが人間に対し好意的。
戦闘スタイルは両手の爪を鋭利に改造+血を纏わせ威力を上げる事でのステゴロ。真の強者はステゴロで勝つ。

『右腕』-
次男。人としての名前は「夜野 アキラ」。高校生程の少年の姿を取る。“唯一人の群”という群において二番目に成立した人格。
一人称は「僕」、性格は理知的で真面目な苦労人。趣味は特にない。
UGNからの仕事が来た際、頻繁に姉や妹に肉体の操作権を押し付けられている。
三人の中で最も話が通じるが、本心の所は自分達家族の事以外はどうでもよく、あくまで利益・不利益で打算的に考える。
戦闘スタイルは右手の血と肉を改造・硬化させる事で作った紅い直剣での白兵戦。

『左脚』-
三女。人としての名前は「夜野 リン」。20代程の女性の姿を取る。“唯一人の群”という群において三番目に成立した人格。
一人称は「私」、性格は面倒くさがりで気弱な出不精。肉体の操作権が渡った日は一日中外に出ず買い込んだスナック菓子を食べながらゲームをして過ごす。外に出てもコンビニ。勿論だがUGNからの仕事は基本全て『右腕』に押し付ける。
戦闘スタイルは滅多に戦う事がない為詳細不明。

さるFHの研究施設にて、特殊なレネゲイドビーイングの作成という題目の実験によって生み出された個体の一つ。
“群れ”に感染したての頃はまだ自我が曖昧であり、『頭』の原型しか存在していなかった。

そうして数年過ごした後、ある日FHの研究施設が崩壊。然程意欲も湧かなかったがそれに乗じて研究員を複数名殺害、後脱走。
脱走してからは暫く田舎に潜伏。芸術品を見てよく分からないのに唸ってみたり、料理に舌鼓を打ってみたり(当然食い逃げ)、一般人をビビらせてみたり。その最中で『右腕』と『左足』が発生。
そんなこんなでエンジョイしている最中にUGNエージェントと接触。紆余曲折の末にUGNに協力する事となった

色々あった果てに現在支部にイリーガルとして協力しつつ、芸術品を見たり仕事をしたりゲームをしたりとレネゲイドビーイング生も満喫しつつ、家族三人で支えあって生活している

家族ごっこ