基本的には物腰柔らかく、明るく接するタイプ。ただ、時折意図の掴みづらい発言や独特の言い回しなどが飛び出る。
人をからかったり、観察したりすることが好き。
そんなことをしていたらいつの間にか人間に憧れるようになってしまった。

足取りが掴めないが、1~2年ほど前からステイト･オブ･グレイスで活動していることが確認されている。
また、レナーテ･ヴィーガーという名前も我妻 礼撫という名前も正確なものなのか不明。
そもそも彼女は戦闘用の機械人形である。自立思考能力もあるが、多くはリミッターをかけられているはずで「完全な自由意志」を持つパターンはそう多くない…というか一般的ではない。はず。偶発的な事故か、あるいは設計者の趣味なのか、彼女には何故かそのリミッターがかかっていなかった。
生産から暫くはあくまで機械兵器としての活動を行っていたが、オーヴァード事件に関わったことを境に思考に変化が起きる。《リザレクト》をはじめとして、レネゲイドには肉体保護や肉体の再生を行う力がある。では肉体の創造は?
私は機械として生まれたかもしれないが、人の形に生まれた。そして人のような作戦に使われ、人の代わりに機械として死ぬ。それは、大きな矛盾を孕んでいるのでは？
そして、人間への憧れと、人間への好奇心に負けた機械人形は、禁忌の力に手を伸ばした。
持ちうる覚醒した力の限りを活かし、当時敵対していたステイト･オブ･グレイスと接触、造反する。この当時から組織の方向性とはやや違いがあったかもしれないが、当面の方向性や互いの目的の合致を含め、協力関係に至るには然程時間は必要なかった。(レナーテは宗教という考え方に興味があったし、ステイト･オブ･グレイス側も探究心から覚醒した彼女を排斥する理由がなかった。)
というわけで、経験項目は放棄とされているが実際は反乱である。
合流後から今に至るまで、彼女のコードネームの大半は"パンドラ"とされている。また、レナーテの名は、機械人形時代に潜入で使用した名前を流用している。流石に日本に来た時は目立つと考えたのか、和名を自分で用意したようだ。

重装甲を身に纏い、高火力な携行火器を活用して任務に当たる。ただし、情報収集のほうが得意とのこと。
というのは正しくはあるが建前で、重装甲っぽく見えているのはカモフラージュ兼パージ用のリアクティブアーマー。曰く、「華奢な人形の姿では説得力に欠けるでしょう？」とのこと。本体が戦闘用に作られているので、装甲込みで十分に硬い。
また、どことなく手段を選ばない節があり、ありとあらゆる手段を使用して"仕掛け"てくる。