容姿・経歴・その他メモ

日本で「南総里見八犬伝」や「椿設弓張月」
「傾城水滸伝」、「今世説美少年録」などの様々な作品を書き上げ、
成功を収めた作家。

人気を博した「椿設弓張月」を含め、絵師・葛飾北斎が挿絵を担当してくれた作品も多い。
「鉄蔵...葛飾北斎とは腐れ縁ーーーいや、契り深し悪縁か...
ふん！あやつときたら、わしが右だと言えば左！虎と呼べば龍！つむじと叫べば大波だ！
このわしの身から欠けた部品を集めてこねあげると、あやつが出来あがる寸法だ！
北斎とわしで、一揃いの戯作、「椿設弓張月」を刊行できたのは、奇跡と称しても良い！」
と、二人の仲はそれほど仲良くないようだ。

さて、彼女はただの人間ではない。
レネゲイドビーイングである。

今より昔、江戸時代後期の日本を代表する作家の一人。
「曲亭馬琴」

本来の史実道理であるなら身長は180を超える大男である。
......のだが何故か女性の姿.....
馬琴と言うよりは「土岐村路(ときむらみち)」の方に姿が寄っている。

路は馬琴の義理の娘であり、馬琴が失明後、路が目と筆の代わりとなり
「八犬伝」は完成された史実があり、今回その史実から.....なのだろう。

正直目が覚めた時は驚いた。天誅を全うし死んだはずである。
だがこうして、生きている.....

もちろんこの不可思議な奇跡について調べさせてもらった。
今の世には「れねげいどういるす」という物がある....とな？

なるほど、わしは本物の馬琴ではなく、路でも無い。
"人の認知から生まれた者"という認識であると.....

いやはやいとおかし、これもまた名詮自性。わしは馬琴本人ではないが馬琴として.....

いや、せっかくこの世に馬琴として生まれたのだ、この世に
「八犬伝」以上の読み物を書いて見せるとしよう。

いや......ただ「八犬伝」を超えるだけでは「馬琴をこえる」という枠のみに収まってしまうな.....

よし、ならば......
「今ここに！曲亭馬琴がまかり越した！！この世に生きる作家たち、そしてこの世を去り名を遺した作家も聞いて阿鼻叫喚するがよい！わしは今ここに、この時代に、汝らが書き上げたどの読み物よりも上に、読み物の天下を取るとここに宣言す！！時代を超えた新たなる曲亭馬琴の名を！その身心に刻むがいい！！」

FHとしての彼女は、基本的に命令は厳守し他のFHからの評価がなかなか高い。
だが、彼女は仕事が無い時は自室にこもり執筆作業をしている。

彼女は自身の能力で八匹の犬、通称「八犬士」
【仁】シンベエ。最年少。よくドウセツと悪戯す。
【義】ソウスケ。苦労犬。控えめな性分で損しがち。
【礼】ダイカク。誠によい子なり。やや心配
【智】ケノ。美麗。よくシノと喧嘩いたす。
【忠】ドウセツ。騒がしく甚だ気短なり。
【信】ゲンパチ。幼いながら屈強の片鱗をみせる。
【孝】シノ。威風堂々。悪く言えば厚顔で図太し。
【悌】コブンゴ。食いしん坊。程々にな。
「客人！？ええいそれどころではない！これ、シンベエ、ドウセツ！悪戯も大概にせぬか！
ケノ、シノ、おぬしらはまた喧嘩を始めおって...コブンゴはいつまで食べておる！うむ.....
ダイカクはいい子だなぁ...ゲンパチとソウスケを起こしてきておくれ。
おおっ、客人がもふもふに....」

この犬達は基本的に馬琴の領域内でしか存在、活動出来ないが、何故か餌も食べるし
能力で出現している割には、普通の犬と変わりなく様々な性格をしている。
また、この八匹の犬は、彼女が書いた「南総里見八犬伝」に出てくる八の球を
それぞれ持っている。

彼女が本気で戦闘をする場合、領域内限定ではあるが姿を変え、八犬士は一匹の黒い大犬に変貌する。
これも「南総里見八犬伝」に出てくる、伏姫と八房が元となっている。

FHに入った理由は簡単である。非現実的な出来事をこの身で体験し、一つの場所に縛られることなく
世界各国へと渡り、様々な知識や文化に触れること。

例えば、「大量殺人」「一組織の破壊」「何かしらの宗教の召喚儀式」etc....

非人道的で人の理を大きく逸脱した出来事、それに立ち合うことで初めてその者の心理に近づくことが出来る。

更に例を挙げるのであれば.....「復讐者」その者はその復讐対象に対し何を思っているのか。
その者に、復讐よりも大切なものが出来たり、更なる復讐対象が出来た場合の心理とは？

わしは誰かに復讐などという感情は持ち合わせてはおらぬが、作家としてそのような描写を書く際
知っておかなければならぬ。

自身の周りだけを観察していては新たなる発見は出来ん。
作家として読者には手に取ってもらった本で「感動」し「共感」し「楽しんで」ほしい

その為ならば、この力、存分に使わせてもらう。
........

たとえそれが、他者の人生を踏みにじることになろうとも....そして
それすらも、わしが書く本の糧となるのだから。


情報収集はかなりの得意分野であり、一見難しそうな情報も難なく手に入れてしまうほど
「大事なのは、他者とのつながり、まぁコネではあるのだが、そう言ったものを多く持てば誰でもできるであろう？」
否、出来ないのだが本人は気付いていない。

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