容姿・経歴・その他メモ

履歴

　嘗てはFHに所属していた女性。少女の頃から所属しており、FHチルドレンとして教育され、特に軍国主義の気風の強いFHセル『地球の探求者(イスカーチェリ ゼムリャー)』に配属され、チルドレン時代から訓練を受けて来た女傑。周囲の死も顧みず、少女として大人からの存在証明を欲しがった彼女は常に困難へと立ち向かい、こなして来たのだ。故に、UGNや他組織との任務によって衝突もあり、歴戦の猛者の一人である。

　しかし、契機となったのは15歳の頃。『地球の探求者』に配属された新しい教導官である【ブラート = イワンタエフ】と言う元軍人は、オーヴァードの覚醒によって、軍を追われ、次第にFHに拾われる形で入団する事となったのだ。彼の加入はレギーナにとって大きな変化となった。感情も乏しく機械的に生きていた己に、風を与え、厳しくも、15歳の少女としての人生を甘受出来たのだ。

　この幸運と、何故ブラート教官が、自分にこうしてくれるのかは解らなかったが、話に聞いた父親の様にも感じ、慕っていた。しかし、悲劇は起きる。ブラート教官はあろうことかUGNへの加担が露見し、FHのマスターエージェントでもある『マスターレギオン』[ヴァシリオス・ガウラス]等の襲撃が突如として発生し、UGNへの加担の可能性が低く、密告者でもあるFHエージェントですら、狩りの対象となり、次々と殺されていった。それはレギーナの脳裏に確りと焼き付き、同時に恐怖と憎悪の対象へとなっていた。

　殺戮劇からの脱出の切欠となったのが、ブラート教官であり、死ぬ間際に自らの力で顕現させた《ディメンションゲート》での逃走を成功され、自身はセルの拠点があったロシアではなく、イギリスへと移動していた。その際にブラート教官の友人であったのが、フィン・ブースロイドだ。

　彼はブラート教官からの話を聞いており、自分が此方に送り込まれた際には面倒を見て欲しいとの友の遺言として、彼の庇護下に入り、その伝手で、UGNのイリーガル・マーセナリーとなって、オーヴァードとしての仕事に従事しているのだった。レネゲイドビーイング『アリオン』ともUGNとの仕事内での関わりとして、交友関係が生まれ、今では復讐を誓うUGNの協力者として、FHや敵を狩る猟犬となっているのだ。

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