容姿・経歴・その他メモ

履歴

2年前にN市に派遣されたUGNチルドレン。

無口で大人しい性格。
普段は支部の美術館のベンチでよく本を読んでいる。
生まれつきオーヴァードとして覚醒しており、生後間もなくUGNに預けられた。
実母から唯一持たされた、小さなクマのぬいぐるみを今も大事に持っている。

自分の育った環境が世間一般に特異であるということは認識しているが、
任務にあたり"日常"を守ることはオーヴァードとして、UGNチルドレンとして当たり前であると考えている。
（少なくとも表向きは）
"ロイス"、いわゆる絆というものをいまいち理解できない、やるべきことをやるべきようにやっているだけだと本人は言う。
自分の側にいる隣人への親愛よりも、他者を平気で踏みにじる他人への怒りと嫌悪感の方が勝る、
冷たくくだらない人間だ、というのが彼の自分に対する自己評価である。
その実、彼自身ほとんど自覚がないがかなりの寂しがりであり、他者からの評価と愛情を欲している。

能力により発現した、動いてしゃべる小さなクマのぬいぐるみを複数体連れていることがあるが、
本人よりもクマの方がよくしゃべる。
クマの姿は彼が実母から持たされたぬいぐるみによく似ている。
クマの性格にはそれぞれ個性があるが、基本的にどの個体も享楽的でいい加減、無礼でワガママで甘えん坊である。

【過去】
生まれつきのオーヴァードであり、赤子でありながら能力を発症。
UGNによって発見され保護される。
母親は彼の能力を強く恐れたため、赤子は死産だったとして記憶処理されている。
名前を与えられることもなく、まともとはいえない生育環境で育つ。
そのころ唯一仲が良かったのが同じく"ホーム"育ちの桐生嚆矢であった。
桐生嚆矢に対する友情は執着ともいえるレベルであり、死を知らされた今もそれを信じていない。

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