本名：妃花津　燈子　（ひめかつ　とうこ）
一人称：私
二人称：あなた
三人称：〇〇さん（同年代や仲いい子には〇〇くんや〇〇ちゃんを使う）
好きなもの：柑橘系のアイス、オレンジジュース
嫌いなもの：辛いもの、怪我、巻き込まれる不幸

黒髪で前髪ぱっつんのロングヘア。いわゆる姫カット的なもの。
黒目でクリクリの丸いお目目。眉はちょっと下がり気味でいい意味でか弱そう、悪い意味で覇気のない顔。

身長、体重、共に平均的で、筋肉もあまりついてないように見える体型。
ぱっと見でも文化部系の女子高生だなぁ…という印象がつくぐらい、どこにでもいるような子。

どちらかというと真面目よりの性格な女子高生。
身に起こる不幸に「また～～！？」と頭抱えることは多々あるが、それでへこたれずにどうにか奮闘するタイプ

巻き込まれる厄介ごとに辟易しているが、他人が困っていれば助けに入るなど誰かを見捨てて自分の身を優先することができない心優しい少女。
自分が弱いことを誰よりもわかっているが、それを理由に助けないという頭がない。

一般家庭で育った元一般人。
家族構成は父、母、兄、燈子の四人家族。兄は大学生で一人暮らしのため家から出ている。

昔から運が良いのか悪いのか、石に躓いて転んだらよそ見運転の車を避けたり、原因不明の熱出して学校休んだら自分の席周りのガラスが割れたりなどなどしていた。悪運が強い。
本人は自分の不運とギリギリで起きる薄皮一枚の幸運を認識していたが、それに悩まされはすれど比較的平和に日常を過ごしていた。

中学生の時にFHの大規模なテロに巻き込まれたが、ちょうどそのタイミングで燈子が備品を片付けていた倉庫の扉が不備で開かなくなり、本人はパニックで半狂乱だったもののテロによる被害をあまり受けなかった。
その後どうにかこうにか扉を開けたが周りの惨状に驚き、被害者たちを倉庫に匿いながら辺りの様子を確認しつつ救護活動を行う。

あまりにタイミングがよかったことやワーディングが効かなかったことから救助に来たUGNに保護された際に検査を受け、オーヴァードであることが判明。
ピュアオルクスと診断されたものの、その力は弱く、戦闘系の力に目覚めなかったことから非戦闘員のイリーガルとして、N市の情報収集係や臨時の救護班としてUGNの活動を手伝っている。

隕石が落ちるその日まで、彼女はごく普通の日常を過ごしていた。
だが“プランナー”との出会いが、妃花津燈子の運命を戯れに変えてしまう。
死の淵にあった彼女に埋め込まれたのは、未発見のシンドローム――ミストルティン。
非戦闘員だった燈子は、突如として乳白色の大剣を生み出す力を得てしまった。
その剣は美しく神秘的でありながら、表面には無数のひび割れが走り、欠片が絶えず零れ落ちる。
けれど落ちた破片は淡い光となって再び刃に戻り、蜃気楼のように半透明のまま剣を形づくっていた。

新たな力に戸惑いながらも、燈子はUGNの仲間やゼノスのメンバーと共に“鎖の少女”の思惑を打ち砕き、N市を襲った危機を退けたのだった。

……なお、ゼノスのエージェント『アルヴィナ』から発芽した新種のシンドロームを、プランナーがサンプルとして抽出し、それを燈子に埋め込んだことで、彼女の“ミストルティン”は変異種へと変貌している。
しかし当の本人はそんな事情をまったく知らず、
「これがミストルティンの力か～、アルヴィナさんも同じことできるんだろうな～」
と、のんきに思い込んでいるのであった

表側の世界をいつも通り過ごしていた燈子。
それは塾帰りに会ったプランナーによってゼノス襲撃事件に巻き込まれ、その平穏は儚く散っていくのだった。

ゼノスの拠点へFHのメンバーと共に攻め込んできたのは、元ゼノスの日本刀RB、“龍牙”。
鎖の少女によって新たな力を与えられた彼は、かつての自分とは異なる姿で立ちはだかる。
その戦いの果て、龍牙はN市支部長・八神と顔見知りだったリザ・コーウェンをも巻き込みながら、己の野望のために剣を振るった。

そして訪れる決着。
アルヴィナとの決闘の末、八神と相打ちとなった龍牙。
彼は伝言を遺し、その刃は砕け散る——。

だが、燈子はその終わりを許さなかった。
「後悔があるなら、ちゃんと償ってほしい。狭い世界しか知らないなら、もっと広い世界を見てほしいから。」
そんな説得をしつつ、ミストルティンの力で龍牙の本体である日本刀を修復したのだった。

その後、仲間やUGN上層部とだいぶ揉めたものの、なんとか許可が通ったため龍牙は自分の持ち物扱いになったようだ。

（——きっと、アルヴィナさんの大切なもののひとつだったろうし。
目覚めたら砕けてて、伝言だけ残されてるなんて……きっと嫌だろうから。）
そんな気持ちは、少し恥ずかしくて胸の奥にしまっている。

ミストルティンの「アーキタイプを生み出す力」によって補強された龍牙は、以前のような力を失った代わりに、燈子の大剣のアーキタイプの一部となった。
それを核として生まれた大剣は、もはや崩壊と再生を繰り返すことなく、乳白色の巨大な刀身を保ったまま美しく輝き、燈子の新たな剣劇を支えている。

…　アーキタイプの一部になったせいか、燈子の持つEEにも適用されるようになり
表側での日常生活において、料理の包丁になったり、釣りの竿になったり、テニスラケットになったりする龍牙がいたりいなかったり…