容姿・経歴・その他メモ

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一人称：僕
二人称：あなた、お前


「この力があれば、僕は昔みたいに―――ううん、今までよりもっと自由に、ずっと高くまで飛べる…！！」
「この街には僕の大切な人がいっぱいいるんだ。だから悪いやつらの好きになんてさせないよ」

出生

両親にとって遅くにできた念願の子供と言うこともあり、自由に伸び伸びと育てられた。
５歳の時に特撮アニメ『装甲機士スラッシュロボ』を見て、正義のために戦うヒーローやロボットに憧れる。
それは高校生になった今でも変わらず、侑斗の部屋には壁一面にヒーローフィギュアやグッズが並べられている。

「いつか僕も、大切な人たちを守る正義のヒーローになるんだ！」

が幼い頃からの口癖で、将来の夢は警察や特別救助隊に入って困っている人を助けることだった。

事故

そんな侑斗の夢が潰えたのは16歳の時。高校に入学して間もなくのことだった。
信号無視の車から子供を助けようとして、事故に遭ったのだ。
侑斗が身を挺したおかげで助けた子供に怪我は無かったが、彼自身はそうもいかなかった。
脊髄損傷、医者からはリハビリを行っても回復の見込みは無く、生涯車椅子での生活になるだろうと言われた。
周囲からの称賛の声と引き換えに、侑斗は自由に動く身体を失ったのだ。

最初は不自由な自分の体に深く落ち込んだ。
でも、あの場で子供を見捨てていたら、たとえ自分の体が無事だったとしても、＂人を守るヒーローになりたい＂と言う信念(夢)は折れてしまっていたことだろう。
それならあの時の自分の選択は間違いじゃなかったんだ。

両親は子供を救った侑斗のことを自慢の息子だと褒めてくれた。
きっと心の内では様々な葛藤が有っただろう、それでも自分のことをヒーローだと認めてくれた両親が誇らしかった。
それも侑斗の心の救いになった。

覚醒

そして1年が過ぎ、不自由な身体での生活にも慣れた頃―――侑斗はオーヴァードの力に目覚める。
それは侑斗の体を治せるようなものではなかったけれど、彼の夢をかなえるには十分過ぎる力だった。

侑斗は新しい＂脚＂と共に、再び信念(夢)に向かって歩き出す。
彼の愛するヒーローとなるために。

　

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