容姿・経歴・その他メモ

赤髪を背中の中ほどまで伸ばし、全体的に細身な印象を受ける物静かな少女。星が好きでよく天体望遠鏡で夜空を見ているところを目撃されている。オーヴァードと見た目からしてわかりやすく、右目は星のような金色、左目は何も映さない黒色をしてる。

彼女のアカデミアへ来るまでの人生は軽くあしらうことはできないものである。

親に捨てられ孤児院にて幼少期を過ごし、一般家庭に迎え入れられ中学生までをすごしていた。
中学校を卒業するというその日、幸せだった彼女の新たな家は突如として悪意あるものの手によって文字通り砕け散った。
理由も意味もなく、ただそこにいたからというだけで襲撃され義父は爆散、義母は関節という関節を焼き切られ、義姉は氷漬けの後粉砕、一緒に星空をよく眺めていた大好きな義弟は彼女をかばってその心臓を穿たれた。

そんな大切な人達の死と共に口に触れた義弟の血を起点として彼女はオーヴァードへと覚醒、悪逆の限りを尽くしたオーヴァードを文字通り塵芥へと変えたのち意識を失った。
次に目を覚ました彼女は見たこともない病室でオーヴァードとなった事、家があった場所は跡形もなく消し飛んでいた事、義家族の遺体は残っており彼女の目覚めと到着を待って丁重に送るつもりである事、そしてこれからを普通の人間としては暮らせないことからアカデミアへの編入手続きを済ませてある事を知った。
自分にはもう選択肢はない、ここに居てはいけないのだからと自らに言い聞かせた小さな少女は、空に送った人たちとの燃え残った大切な、幸せだった思い出と共にアカデミアへと歩みを進めた。
その瞳を希望と絶望、その両方に染めて

彼女の苗字、”空無輝”は彼女自身が付けたもので「私は居場所、輝ける空の無い星だから」という理由から命名された。

事件に巻き込まれた際、記憶のおかげでジャーム化せずに戻ることができたが一時的に記憶の混乱を引き起こしてしまった。

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